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国際協調の時代をわかりやすく解説します。
目次
1 ベルサイユ条約 [1919年]
1919年 第一次世界大戦が終わり、パリ講和会議が開かれた。
講和条約であるベルサイユ条約が結ばれた。
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ドイツは、領土は縮小され、植民地を失った。
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ドイツは、多額の賠償金や軍備縮小を課せられた。
講和会議では、アメリカ大統領ウィルソンが、民族自決の原則= 各民族は自分たちのことを自分たちで決める権利を持つという考え方を提唱した。
→ 東ヨーロッパでは、多くの民族が独立した。
また、アメリカ大統領ウィルソンは、国際連盟をつくることを提案した。
1920年 国際連盟= 世界平和と国際協調の推進を目的とする国際機構が発足した。
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本部はジュネーブに置かれた
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イギリス・フランス・イタリア・日本が常任理事国になった
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アメリカは、議会が反対したため、参加できなかった
2 国際協調の動き
1921年から22年にかけて、アメリカのよびかけで、ワシントン会議が開かれた。
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海軍の主力艦の制限(海軍軍縮条約)
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太平洋諸島の現状維持
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中国の主権尊重、領土の保全の確認 → 日英同盟は破棄された
1926年 ドイツも国際連盟への加盟が認められた。
3 民主主義の拡大
欧米諸国では、普通選挙による議会政治が普及し、女性も職業と選挙権を得た。
ドイツでは、ワイマール憲法= 国民主権、男女平等の普通選挙の承認、生存権の保障などを規定が制定された。(1919年)
イギリスでは、初の労働党(労働者の生活の向上を唱える)内閣ができた。(1924年)
さあ、基礎・基本の用語をしっかり覚えましょう。
◎ 基礎・基本の用語
〇 ベルサイユ条約 - 第一次世界大戦の講和条約[1919年]
〇 ウィルソン - 第28代アメリカ合衆国大統領
〇 民族自決の原則 - 各民族は自分たちのことを自分たちで決める権利を持つ
〇 国際連盟 - 1920年発足 世界最初の国際平和維持機構
〇 ワシントン会議- アジア太平洋の諸問題や海軍軍縮問題を討議するための国際会議
👉国際連盟設立時に事務局次長として活躍した新渡戸稲造肖像の紙幣(日本銀行券)は、何円札? 次から選びなさい。※ 1984年11月1日から2007年4月2日まで発行された
新渡戸稲造(にとべいなぞう)のイラスト
A 1000円札 B 2000円札 C 5000円札 D 10000円札
☆ ふり返り
◇ ①~⑤に当てはまる言葉を答えなさい。
- 1919年 第一次世界大戦が終わり、パリ講和会議が開かれた。 講和条約である(①)条約が結ばれた。
- 講和会議では、アメリカ大統領(②)が、(③)原則= 各民族は自分たちのことを自分たちで決める権利を持つという考え方を提唱した。
- 1920年 (④)= 世界平和と国際協調の推進を目的とする国際機構が発足した。
- 1921年から22年にかけて、アメリカのよびかけで、(⑤)会議が開かれた。
💮 答え
① ベルサイユ条約
② ウィルソン
③ 民族自決の原則
④ 国際連盟
⑤ ワシントン会議
👉国際連盟設立時に事務局次長として活躍した新渡戸稲造肖像の紙幣(日本銀行券)は、何円札? 次から選びなさい。※ 1984年11月1日から2007年4月2日まで発行された
A 1000円札 B 2000円札 C 5000円札 D 10000円札
答え C5000円札
※ 新渡戸稲造は1899年に英文で『武士道』を発表し、世界的な大反響を巻きおこした。
これで基礎学力バッチリです。