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平等院鳳凰堂(びょうどういんほうおうどう)のイラスト
国風文化をわかりやすく解説します。
目次
1 唐の滅亡
10世紀の初め、唐がほろび、宋(そう)が中国を統一した。
朝鮮半島では、高麗(こうらい)がおこり、新羅をほろぼした。
天皇や貴族は、しばしば太宰府にやってくる宋の商人と貿易を行った。(=日宋貿易)→ 優れた絹織物や香料、薬品などを買った。
2 国風文化(こくふうぶんか)
いつごろ 摂関政治のころに最も栄えた。10~11世紀ごろ
特色 唐風(とうふう)の文化を基にしながら、日本の風土や生活、日本人の感情にあった文化
にない手 おもに貴族
文字 漢字を変形させて、仮名文字(かなもじ)が作られた。
物語 作者不詳-「竹取物語」(990年ころ)が作られた。
和歌集 紀貫之(きのつらゆき)らは、「古今和歌集」(905年)をまとめた。
長編小説 紫式部(むらさきしきぶ)は、「源氏物語」(1007年)を書いた。
随筆 清少納言(せいしょうなごん)は、「枕草子」(1001年)を書いた。
建築様式 寝殿造(しんでんづくり)= 一つ一つの建物が廊下で結ばれ、広い庭や池が備えられた。
絵 大和絵(やまとえ)= ふすまや屏風に日本の風景が描かれた。
絵巻物- 「源氏物語絵巻」
3 浄土信仰
10世紀半ばには、浄土信仰(= 念仏を唱えて阿弥陀如来にすがり、死後に極楽浄土に生まれ変わることを願う)が都でおこった。
1053年 藤原頼通が、宇治(京都府)に平等院鳳凰堂(びょうどういんほうおうどう)を造らせた。
平等院鳳凰堂(びょうどういんほうおうどう)のイラスト
さあ、基礎・基本の用語をしっかり覚えましょう。
◎ 基礎・基本の用語
〇 国風文化(こくふうぶんか)
〇 仮名文字(かなもじ)
〇 紫式部(むらさきしきぶ)-「源氏物語(げんじものがたり)」
〇 清少納言(せいしょうなごん)-「枕草子(まくらのそうし)」
〇 平等院鳳凰堂(びょうどういんほうおうどう) ※ 一万円券 <裏面>図柄:鳳凰像(平等院)
👉次の漢字はくずして、何というひらがなになった?
①太→ ②世→ ③波→ ④良→ ⑤川→
☆ふり返り
◇ ①~⑤に当てはまる言葉を答えなさい。
2(①)文化 = 平安時代の文化
いつごろ 摂関政治のころに最も栄えた。10~11世紀ごろ
文字 漢字を変形させて、(②)文字が作られた。
長編小説 (③)は、「源氏物語」(1007年)を書いた。
随筆 (④)は、「枕草子」(1001年)を書いた。
3 浄土信仰
1053年 藤原頼通が、宇治(京都府)に(⑤)を造らせた。
💮 答え
① 国風文化(こくふうぶんか)
② 仮名文字(かなもじ)
③ 紫式部(むらさきしきぶ)-「源氏物語(げんじものがたり)」
④ 清少納言(せいしょうなごん)-「枕草子(まくらのそうし)」
⑤ 平等院鳳凰堂(びょうどういんほうおうどう)
👉次の漢字はくずして、何というひらがなになった?
答え ①太→た ②世→せ ③波→は ④良→ら ⑤川→つ
10円硬貨表面の図柄は平等院鳳凰堂です。これで基礎学力バッチリです。