![「ランタンを片手に暗闇を歩く不安そうな表情の女性」の写真[モデル:さとうゆい]](https://user0514.cdnw.net/shared/img/thumb/HRIMGL0651_TP_V.jpg)
目次
1 今日のパワーメンターと著書

今日は、オザビエル(私)が、
精神科医、和田秀樹こころと体のクリニック院長
和田 秀樹(わだ ひでき)さんの著書
『なぜか人生がうまくいく「明るい人」の科学』から学んだ
ネガティブにならずにいられる
「パワーフレーズ」をお届けします。
2 「予期不安が強い」という日本人の特徴

気持ちが暗くなる要因には、個人差はありますが、
多くの人に共通しているのが、
「予期不安」や「ストレス」によるものです。
予期不安とは、何かよくない出来事があると、
「また同じことが起こるのではないか」と考えて、
不安や恐怖に悩まされる感情のことです。
この章では、この2つの要因を中心として、
「どうすればネガティブにならずにいられるか?」
をお伝えしていきます。
私たち日本人には、物事をつい悪い方向に考えてしまう傾向があります。
先々のことを心配して不安になり、気分が落ち込み、暗くなってしまうのです。
何事にも楽天的なラテン系の人たちとは対照的な国民性といえますが、
その原因の1つが「予期不安が強い」という日本人の特徴にあります。
「がんになったらどうしよう」
「この仕事は失敗するのではないか?」
「このままずっと独身かもしれない」
老若男女を問わず、世の中には考え始めたらキリがないほどの不安材料があります。
日ごろから、「どうして暗くなってしまうのだろう?」と
自分の性格に悩んでいる人は、予期不安に振り回されて、
先回りして暗くなっている可能性があります。
3 実際には起こらないことがほとんどです

私たちは、社会の中に身を置いて生活していますから、
常に、これから先のことが心配になります。
人間関係にまつわる悩みも日常茶飯事のようにあります。
予期不安というのは、これから先のことについての過剰な不安ですから、
悩み始めたらキリがないし、実際には起こらないことがほとんどです。
実際には起こらないことに対して、あれこれ考えて不安になり、
落ち込んでしまうのですから、完全に「取り越し苦労」です。
実際に起こってから悩むようにするだけでも、
不安の9割はなくなります。
でも、なぜか多くの人が予期不安に悩まされてしまうのです。
一番の原因は、「情報不足」にあります。
自分がよく知らないことや、
これまでに経験したことがないことに出会うと、
人は不安になるのです。
予期不安というのは、
よくわからないことをあれこれと思い浮かべて悩むことですから、
当然、自分勝手な妄想が広がります。
勝手な妄想に振り回されるから、不安はますます増幅することになり、
結果として暗くなってしまうのです。
不安のリアリティを見極めることができれば、
実際に起こる可能性を予測することができます。
ある程度の予測ができれば、不安に振り回される必要はなくなるのです。
4 オザビエルの願い

今日の学びは、
- 気持ちが暗くなる要因は、多くの人に共通しているのが、「予期不安」や「ストレス」によるもの。
- 予期不安とは、何かよくない出来事があると、「また同じことが起こるのではないか」と考えて、不安や恐怖に悩まされる感情のこと。
- ある程度の予測ができれば、不安に振り回される必要はなくなる。
テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」に、
ゲスト出演した心理学者の内藤誼人(ないとうよしひと)氏は
「心配性な人ほど実は優秀なんです。例えば試験に落ちるかもしれないから早めに準備しておこうと、しっかり対策をとるから成績も良くなる」。
ストレスを軽減するコツとして、「ストレスを予想しておく」ことがあげられ、望まないことが起こることを事前に想定することを述べられた。
ある程度の予測をして、毎日、明るく、笑顔で過ごせたら最高です。
出典 『なぜか人生がうまくいく「明るい人」の科学』 和田 秀樹(わだ ひでき) 発売 株式会社インプレス 画像はヤフー検索から