
目次
1 今日のパワーメンターと著書

今日は、オザビエル(私)が、
ハーバード大学で教育を受け、
組織行動論で心理学の博士号を取得した心理学者
タル・ベン・シャハーさんの著書
『ハーバードの人生を変える授業』から学んだ
世界最高学府の学生たちを最も熱狂させた
「授業」をお届けします。
2 感謝をしていた人は、幸福感が高くなる

心理学者のロバート・エモンズとマイケル・マッカローは、
一連の研究の中で、被験者を2つのグループに分け、
1つのグループには、
「ちょっとしたことでもいいので、毎日、感謝できることを5つ書いてもらう」
という実験をしました。
被験者は、感謝の対象として、
両親やローリング・ストーンズ、朝の目覚めから神さままで、
ありとあらゆることをリストに書き込みました。
毎日1~2分、感謝する時間をとったことは、
思いもかけない効果をもたらしました。
感謝できることを考えたグループは、何もしなかったグループに比べて、
人生をもっと肯定的に評価できるようになっただけでなく、
幸福感が高くなり、ポジティブな気分を味わえるようになりました。
つまりもっと幸せになって、意思が強くなり、エネルギッシュで楽観的になったわけです。
また、人に対してもっと優しくできるようになり、
手伝いを積極的に申し出るようになりました。
最終的に、感謝をしていた人々は、
よく眠れるようになり、より多く運動をするようになり、
身体的な不調も減ったのです。
3 「今日、おもしろいこと、何があった?」

エモンズとマッカローの研究が発表される3年前の1999年9月19日から
私は、このワークを毎日行っています。
息子のデヴィッドが3歳になったときからは、
ちょっと形を変えて、このワークを一緒にするようにしています。
毎晩、私は息子に聞きます。
「今日、おもしろいこと、何があった?」
そのあと、息子も私に同じ質問をします。
夫婦の間でも、お互いのことや一緒にいられることで、
ありがたいと思えることを定期的に確かめ合っています。
このワークを習慣にすれば、
幸せになるために特別な出来事を必要としなくなります。
今日はノートに何を書こうかと思って日々を送ると、
普段起こるいいことに、もっと気づきやすくなるからです。
感謝のリストには、
大事に思う人の名前や、あなたがしたことや誰かがしてくれたこと、
また書いているうちに、気がついたことなども是非入れてみてください。
4 あなたが感謝できることは何ですか。自分の人生でありがたいと思うことは何ですか。(Think)

感謝ノートをつくる(Action)
この1週間、感謝することを毎日5つ書きとめるようにしてください。
このワークで大事なことは、おざなりに行うのではなく、
しっかりと意識を持って行うことです。
そのためには、書いていることを目の前に思い浮かべたり、
書きながら、もう一度経験しているように感じたりしてください。
たとえば、「両親」と書いたりしたら、
両親の姿を、きちんと頭の中でイメージしてください。
もし「パートナーとの会話」と書いたとしたら、
一緒に話したときの感情を、もう一度味わうようにしてみましょう。
感謝することを書きとめる作業を1週間続けたら、
その後も、少なくとも週に1度はこのワークを行うことをお勧めします。
このワークの恩恵は計り知れません。
5 オザビエルの願い

今日の学びは、
- 毎日1~2分、感謝する時間をとった人は、幸福感が高くなり、ポジティブな気分を味わえるようになった。
- Actionとして、感謝ノートをつくり、感謝することを毎日5つ書きとめるようにすると、幸せになるために特別な出来事を必要としなくなる。
早速、毎日感謝する時間をとりましょう。
そして、もっと幸せになって、エネルギッシュで楽観的になりましょう!
出典 『ハーバードの人生を変える授業』 筆者 タル・ベン・シャハー 訳者 成瀬 まゆみ 発行所 大和書房 画像はYahoo検索から