田沼の政治と寛政の改革をわかりやすく解説します。
目次
1 田沼意次(たぬまおきぐ)の政治 [1767~1786年]
商工業の発展に支えられ、学問や文化がさかんになつた。
火山の噴火イラスト
2 寛政の改革(かんせいのかいかく)[1787~1793年]
- 倹約令(けんやくれい)を出して、ぜいたくな生活を戒めた。
- 旗本や御家人の借金を帳消しにする命令を出した=「棄捐令(きえんれい)」。
- 江戸に出ていた農民を村に帰した。
- ききんに備えるため、各地に倉を設けて米をたくわえさせ=「囲い米(かこいまい)の制」、商品作物の栽培を制限した。
- 湯島(東京都)に昌平坂学問所をつくり、朱子学を学ばせ、人材の登用をはかった。
- 寛政異学(かんせいいがく)の禁を出して、他の学問を禁じた。
さあ、基礎・基本の用語をしっかり覚えましょう。
◎ 基礎・基本の用語
〇 田沼意次(たぬまおきつぐ)- 商人の経済力を利用したが、わいろが横行(おうこう)した
〇 株仲間をつくることをすすめた- 営業税を納めさせるため
〇 寛政の改革(かんせいのかいかく)- 天明7年(1787年)~ 寛政5年(1793年)の改革
〇 松平定信(まつだいらさだのぶ)- 徳川吉宗の孫で白河(福島県)藩主
〇 朱子学(しゅしがく)- 昌平坂学問所で学ばせた 他の学問を禁じた
👉田沼意次が行った税制には特徴的な取り組みがあった。それはどれ? 次から選びなさい。
- 年貢率を引き上げた
- 年貢をお米ではなく、お金にかえた
- 商工業者の組合から営業税を徴収した
☆ ふり返り
◇ ①~⑤に当てはまる言葉を答えなさい。
- 商人に(②)をつくることをすすめ、特権をあたえるかわりに営業税を納めさせた。
💮 答え
① 田沼意次(たぬまおきつぐ)
② 株仲間(かぶなかま)
③ 寛政の改革(かんせいのかいかく)
④ 松平定信(まつだいらさだのぶ)
👉田沼意次が行った税制には特徴的な取り組みがあった。それはどれ? 次から選びなさい。
- 年貢率を引き上げた
- 年貢をお米ではなく、お金にかえた
- 商工業者の組合から営業税を徴収した
答え こちら ※ 出典 国税庁「税の歴史クイズ」から作成
松平定信は、祖父徳川吉宗の享保の改革を手本として幕藩体制の立て直しを目指しました。これで基礎学力バッチリです。