
目次
1 今日のパワーメンターと著書

今日は、オザビエル(私)が、
京セラ・第二電電(現・KDDI)創業者
稲盛 和夫(いなもり かずお)さんの著書
『 六つの精進 』から学んだ
すばらしい人生を実現するための
「パワーフレーズ」をお届けします。
2 日々の反省によって魂はきれいになる
![六つの精進[DVD付き] すばらしい人生を実現するために](https://www.sunmark.co.jp/book_imgs2/978-4-7631-3098-3.jpg)
「六つの精進」の三つ目は「反省のある毎日を送る」です。
1日が終わったとき、その日をふり返り、反省するということは、
とても大切なことです。
今日は人に不愉快な思いをさせなかっただろうか、
不親切ではなかっただろうか、
傲慢ではなかっただろうか、
卑怯な振る舞いはなかっただろうか、
利己的な言動はなかっただろうかなどと1日をふり返り、
人間として正しいことを行ったかどうかを確認する作業が必要です。
自分の行動や発言に、もし反省することが少しでもあれば、
改めていかなければなりません。
そのような反省のある毎日を送ることで、
人格、魂もみがかれていきます。
すばらしい人生を送るためにも、日々反省し、
自分の心、魂を磨くことは大変大事なのです。
一生懸命働くということと同時に、
この反省をするということを毎日くり返していけば、
魂は純化され、美しい魂、よい魂へと変わっていくはずです。
私も若いころには、ときに傲慢になることがありましたので、
日課のようにして反省をくり返してきました。
もちろん、毎日できていたわけではありませんが、
気がついたときに反省をするということをくり返してきたのです。
3 心の庭を耕し、整理することの大切さ
![六つの精進[DVD付き] すばらしい人生を実現するために](https://www.sunmark.co.jp/book_imgs2/978-4-7631-3098-3.jpg)
だいぶ年齢を重ねてからのことです。
20世紀初頭に活躍したイギリスの哲学者ジェームズ・アレンの
『「原因」と「結果」の法則』(サンマーク出版)という本を読み、
反省をするということは、
自分の庭を耕し、整理することなのだと知りました。
その部分を紹介します。
人間の心は庭のようなものです。
それは知的に耕されることもあれば、
野放しにされることもありますが、
そこからはどちらの場合にも必ず何かが生えてきます。
もしあなたが自分の庭に、美しい草花の種を蒔かなかったなら、
そこにはやがて雑草の種が無数に舞い落ち、
雑草のみが生い茂ることになります。
もしあなたが、自分の心の庭に、
美しい草花の種を蒔かなかったならば、
雑草が生い茂る荒れた庭のままになってしまう。
つまり反省をしなければ、
心は雑草のみが生える荒れた庭になってしまう。
ジェームズ・アレンは、そのように言っているわけです。
続いて、彼はこう言っています。
すぐれた園芸家は、庭を耕し、雑草を取り除き、
美しい草花の種を蒔き、それを育み続けます。
同様に、私たちも、もしすばらしい人生を生きたいのなら、
自分の庭を掘り起こし、そこから不純な誤った思いを一掃し、
そのあとに清らかな正しい思いを植えつけ、
それを育み続けなくてはなりません。
すぐれた園芸家は庭を耕し、雑草を取り除きます。
同様に私たちは、自分の心の庭を耕し、毎日の反省をすることによって、
雑草、つまり自分の邪な思いを取り除き、
そこに新しく、すばらしい思いを植えるようにしなければなりません。
つまり、邪な心を反省し、
善き思いを心の庭に育てていかなければならないのです。
ジェームズ・アレンはこのように表現しているのです。
大変的確な表現だと思います。
4 オザビエルの願い

今日の学びは、
すばらしい人生を送るためにも、日々反省し、
自分の心、魂を磨くことは大変大事。
すぐれた園芸家は庭を耕し、雑草を取り除く。
同様に私たちは、毎日の反省をすることによって、
自分の邪な思いを取り除き、
そこに新しく、すばらしい思いを植えるようにしなければならない。
先人の教えを、仕事に、人生に、生かして、
すばらしい人生を送っていきたいものです。
出典 『 六つの精進 』 稲盛 和夫(いなもり かずお) 発行所 サンマーク出版 画像はヤフー検索から