今日は、オザビエル(私)が、
心理学者、千葉大学名誉教授
多湖 輝(たご あきら)さんの著書
『楽老のすすめ』から 実践していきたい
「幸齢者mind」をお届けします。
2 最高の有終の美を飾る
この先、何十年も残されていない老年人生ならなおのこと、
死ぬときの自分の理想像から逆算して、
それまでをどう生きるかを考えておくべきです。
死と言うと、暗いイメージがつきまといますが、
私はそれは違うと、と思います。
今言ったように、
死を考えることが、より深く生を考えることにつながり、
より深く生を考えることが、人生をより充実させることは間違いないからです。
必ず訪れる死までを、どのように生きるか、それは人それぞれでしょう。
しかし、最期が醜くては、それまでの輝かしい人生も台無しです。
病気や介護で、周囲の手を煩わせてしまうのは仕方ありません。
それでも老年人生を楽しく生き抜き、
そして自分が死んだ後には、
極力、世話になった人たちの手を煩わせない。
そんな潔い死にざまを見せられたら、
老年人生は、最高の有終の美を飾ることができる、と思うのです。
3 今日の金言 多湖 輝(たご あきら)
「立つ鳥、後を濁さず」とは、日本人の美徳の一つです。
死を考えることが、より深く生を考えることにつながり、
より深く生を考えることが、人生をより充実させる。
自分の寿命予定は〇歳。
それから逆算して、残り〇〇年、〇〇〇日。
これからますます、周囲の人に少しでも喜ばれる存在となり、
充実した生き方をしていきたい。
そして、世話になった人たちの手を煩わせないで、
最高の有終の美を飾ることができるように、
「少しずつ、少しずつ」準備をしておきたいと思います。