目次
1 今日のパワーメンターと著書
今日は、オザビエル(私)が、
精神科医・医学博士
斎藤 茂太(さいとう しげた)さんの著書
『モタさんの落ち込みやすい人に効く55のヒント』から学んだ
不思議と愛着がわいてくる
「パワーフレーズ」をお届けします。
2 相手をじっくり研究すること
ある程度の人数が集まれば、中にはウマの合わない人も出てきます。
学生時代は、気の合う人とだけつき合っていればよかったのが、
社会に出るとそうもいかなくなります。
それが毎日顔を合わせる職場の同僚や上司だったりすると、
ストレスも積リに積もって耐えがたいものになります。
顔を合わせないように異動するわけにもいきませんから、
なんとかうまく折り合いをつけるしかありません。
そこで私は、相手をじっくり研究することをおすすめします。
一種の逆療法です。
まず、その人が万人から嫌われているのか、
自分とだけ合わないのかを見定めます。
人から嫌われるタイプは、
たいがい粘着気質か、自己顕示欲の強い人です。
粘着気質型は、ひたすら堅くまじめに接するのが一番です。
自己顕示欲型なら、ことあるごとにほめて相手をたてることが大切です。
3 蝶が苦手な女性が
自分とだけウマが合わない相手ならば、
避けずにじっくり観察してみることです。
境遇などがわかると、
少しずつ違う目で見られるようになる場合もあります。
ある女性は、蝶がとても苦手だったそうです。
子どもの頃から嫌いで、
成人する頃には、写真を見るだけで寒気がして、
全身にじんましんが出るほどになりました。
そこで彼女はこの逆療法に出たのです。
図書館に通って蝶の生態や種類などを徹底的に勉強しました。
蝶のことがわかってくるにつれ、不思議と愛着がわいてきました。
やがて蝶について専門家並みの知識を持つようになり、
彼女の蝶は恐怖症は克服されたそうです。
「自分が変わってみよう」という心がけが功を奏したのです。
それでも、どうしてもストレスがたまって仕方がないときは、
気の合う友人と会ったり、趣味に没頭する時間を作ったりして、ストレスを発散しましょう。
4 オザビエルの願い
今日の学びは、
自分とだけウマが合わない相手ならば、
避けずに、じっくり観察してみること。
境遇などがわかると、少しずつ違う目で見られるようになること。
どうか、スポーツのチームの仲間だと思って、
『 for the team 』で団結し、
楽しく、充実した仕事に励んでください。
出典 『モタさんの落ち込みやすい人に効く55のヒント』 斎藤 茂太(さいとう しげた) 発行所 PHP 画像はヤフー検索から