246 気の合わない上司とも、いい関係を保つ

スポンサーリンク

上司と部下

1 今日のパワーメンターと著書

今日は、オザビエル(私)が、

精神科医・医学博士

斎藤 茂太(さいとう しげた)さんの著書

「こころの掃除」術』から学んだ

上司の長所を発見する

パワーフレーズ」をお届けします。

2 相性の悪い上司に対して 

「こころの掃除」術

人間的にも職場の評判もよく、

あのじょうのもとで働けて幸せ

とまで言う同僚もいるが、

自分とはあいしょうが悪い」……

そういう上司とは、どうつき合えばいいのか。

こういう上司こそ、部下にとっては難問だ。

 

相性の悪い上司」に対しては、

とにかく私たちは、悪いところばかりに注目しがちだ。

あの人は、ケチだ。陰険いんけんみじかだ、放蕩者ほうとうものだ、まじめでない。

だから自分はあの人のことが嫌いなんだ」と。

 

けれども、同じ上司が周りの人から評判がいいのだから、やりにくい。

自分の見方や感じ方が間違っているのか、偏見へんけんにとらわれているのか、

自分へのしんあんにとらわれることになろう。

自分の思いには、どれほどの正当性があるのか、と。

 

こういうケースのほとんどは、思い込みに過ぎない。

 

もちろん、上司評のひとつふたつは当たっているのである。

たとえば「ケチだ」「陰険だ」だというところは、

客観的に正しいのかもしれないが、

その他の「気短」「放蕩者だ」「まじめでない」……というのは、

おもしろおかしくくっついたオマケであり、

イヤな人の評価というのは、知らず知らずしんしょう棒大ぼうだいになっていくものだ。

面談をする上司と部下

3 上司の長所を探す

「こころの掃除」術

色眼鏡をかけて相手を見れば、相手も色眼鏡をかけてこちらを見る。

こちらが嫌えば、相手も嫌う。

そうやってツンツンケンケンしているうちに、

どうでもいいことでいい争うようになり、

子どものけんかのようなことが起こるのはよくあることだ。

 

ここで忘れてはならないのは、両者の立場だ。

 

上司と部下が意見交換するならいいが、

上司と部下がけんかをすれば、どちらが勝つかは明白ではないか。

憎い」という感情が先に立ち、ケンカになったのであれば、

部下は、その職場には居づらくもなろう。

そのうちに、何かのきっかけで「こんな会社やめてやる!

ということになりかねない。

 

そうならないためにも、

どんなに相性が悪く、感情的に反発してしまう上司でも、

欠点ばかりをあげつらうのではなく、

長所を探してほしいのである。

そうか、この人には、こんな一面もあったのか

発見するつもりでいれば、相性の悪さはだいぶやわらぐ

 

上司と部下の関係をたんさせない……

これもまた、部下の能力と言えそうだ。

4 オザビエルの願い

仕事をしていると、うまく行かない人が必ず出てきます。

特に上司の場合は、パワハラで困ります。

相談できる機関を利用して、解決していきましょう。

同僚の場合は、距離をとって、関係を和らげましょう。

 

オザビエル(私)も、困った生徒を指導するとき、

必ずその生徒のいいところを、最初思い浮かべていました。

たとえば、「この子は、朝、気持ちのよいあいさつができた」など……。

欠点ばかりを見るのではなく、長所を見るようにすると、

困ったことも、次第によくなっていきます。

出典 『「こころの掃除」術』 斎藤 茂太(さいとう しげた) 発行所   新講社 画像はヤフー検索から

タイトルとURLをコピーしました