目次
1 今日のパワーメンターと著書
今日は、オザビエル(私)が、
精神科医・医学博士
斎藤 茂太(さいとう しげた)さんの著書
『「こころの掃除」術』から学んだ
イヤなことを忘れる
「パワーフレーズ」をお届けします。
2 早く忘れるコツ
少々うまくいかないことがあっても、気持ちが落ち込むことがあっても、
また元気を取り戻してやり直せる人がいる。
一方、一度落ち込むことがあると、立ち直ることができず、
やり直しのきかない人もいる。
このふたりの違いは、いかにしておちこむような出来事を早く忘れることができるか、できないかにかかっていると思う。
私なりの、忘れるコツをいくつが記す。
- 悩みの種となるものから、身を遠ざけること。どこか、かねがね行きたいと思っていたところへ、旅に出ることができれば、それが一番いい。
- よく食べて、好きなことをして、よく眠る。食べること。好きなことをすることと、眠ることに集中する。
- 気心の知れた友人と会って、思いっきり低俗なバカッ話に興じる。心の底から笑っているときは、頭の中がスッカラカンになるものだ。
- 軽く汗を流す程度の運動をする。運動をすると頭の中にセロトニンという物質が分泌されて、それが気持ちを前向きにしてくれる。
- 買い物に出かける。食べ物でも着るものでもいい。どれを買おうか心を迷わせている間は、ほかの余計なことを考えないものだ。
3 「忘れたい」と焦らないこと
……「忘れたい、忘れたい」と焦らないことが大切だ。
却って「忘れたいこと」に心がとらわれ、いつまでもつきまとってくる。
あなたが「忘れたい」と思っていることは、
「忘れようと思っても、なかなか忘れられないこと」
なのだから困るのだが、
「こんなことは、よくあることなのだから仕方ない」
と自分に言い聞かせ、そのうち忘れるだろう……と、
のんびり構えるのがいいだろう。
たとえ「よくあること」ではない出来事だったとしても、
「よくあること」なのだと思い込んで、
自分がかかえるイヤなことを一般化してしまうのがよい。
時間がたてばそのうちに、どんなことでも忘れられてゆくのだから、
ほうっておけばいい。
気づいたら忘れていた、というのが上手な忘れ方だ。
4 オザビエルの願い
オザビエル(私)も、イヤなことがなかなか忘れられません。
ほかのことに夢中になっているときは、忘れているけれども、
同じような出来事に出合った時、また思い出します。
オザビエル(私)は、そんな時、「いち、に、いち、に、……」
と声を出し、手を振って、行進をします。
意外とスッと、イヤなことが消えます。。
年をとると、ほとんど忘れてしまいますが、
反対に、その時によかったことを思い出して、
イヤなことを打ち消してしまう習慣をつくりましょう。
出典 『「こころの掃除」術』 斎藤 茂太(さいとう しげた) 発行所 新講社 画像はヤフー検索から