219　地球を舞台にした引き寄せゲーム

宇宙を中心に、天あめ之の御み中なか主ぬし様という、ただ独ひとりの神様がいます。

その姿は、愛と光のエネルギーでできた、豊かな豊かな海。

あまりにも豊かで大きいから、

こちらの世界には絶対に降りて来られない。

この天之御中主様こそが、

地球のすべて、宇宙のすべてをつくった神様なのです。

あるとき一人さんが、こんなことを言いました。

「俺たちの中に、神様の分わけ霊みたまが入っていてね、

俺たちは一人ひとり、みんな神様の子なの。

だから神様の財産は、何でも降おろせるんだよ」

何でも降ろせる？

私はびっくりして、次の言葉を待ちました。

「何せ、神様の財産は、無限の宇宙だからね。

その豊かさは、俺たちの想像をはるかに超えているんだよ。

でも、もし恵美ちゃんがお金がほしいと願って、

すぐに神様からお金が降りてくるとしたら、

何の努力もしていないし、成長もしない。

そんなことができても、おもしろくも何ともないだろう。

人生ってしあわせを勝ち取るゲームみたいなものなんだよ。

このゲームのおもしろさは、尋常じゃない。

舞台は地球。

使っていいものはこの体もそう、頭もそう、

持っているものすべてを使って、勝ち取るゲームなんだよ」。

それまで、人生をゲームだなんて思ったこともなかった私は、

わくわくして胸が高まっていきました。

「それに、俺たちがこっちの世界に、

何回も何回も生まれるっていうことは、

前世でまだクリアしていないことがあって、

敗者復活戦で来ているんだから

存分にゲームを楽しめばいいんだ」

一人さんはさらに言葉を続けました。

「だけどそのゲームの中で、俺はなぜか、

最初から百発百中の方法しか知らないんだよ」

思い起こせばここまで来た道は、

神様の財産を引き寄せる旅たび路じのようなもの。

その方法を誰よりも知っている一人さんは、

いつも惜しみなく、私たちに教えてくれました。