目次
1 今日のパワーメンターと著書
今日は、オザビエル(私)が、
心理学博士
小林 正観(こばやし せいかん)さんの
『「ありがとう」のすごい秘密 』から学んだ
明るく楽しい子どもを育てる
「パワーフレーズ」をお届けします。
2 すべてを肯定することを子どもに示す
ある人が、私の話を聞く前は、天気がよく晴れて青空のときは、
「紫外線対策をしなくてはいけない」、
天気が悪く、雨が降っているときは、
「洗濯物が乾かない、困ったな」
と思っていたそうです。
その人は私の話を聞いて、
もののとらえ方を、明るい方向にしたほうがいい
と初めて思いました。
晴れた日は
「洗濯物が乾くのでうれしい」、
雨の日は
「紫外線対策をしないで済むのでうれしい」
と思うようにしたのだそうです。
晴れた日も雨の日も、事実は何も変わっていません。
しかし、とらえ方を変える前は、両方とも否定的に、
変えた後は、両方とも肯定的にとらえるようになりました。
現象は変わっていないのです。
もし子どもの前で、晴れた日や雨の日のことを
否定的に言っていたとすると、
子どもはいつも否定することを覚えてしまう。
ですから親は、何でも肯定するということを示していくほうがいい。
そうすると、明るく楽しい子どもになります。
例えば、近所の人が、家におしゃべりしに来たとします。
お茶やケーキでもてなして、2時間ほど笑顔で談笑して、帰りました。
帰った途端に、母親が子どもの前で、
一言、独り言のようにこう言ったとします。
「長居をして困るのよね」。
それを子どもが近所の人が来たことに対する反応として聞いてしまうと、
近所の人が来たときには、にこやかに話をして、
その人がいなくなったら、悪口を言うものであると学ぶのです。
3 「学ぶ」の語源は「まねぶ」
「学ぶ」の語源は「まねぶ」。
特に、母親の影響が大きいようですが、
父親もそういう行動を見せていると、
子どもは、やはりまねをします。
親がちょっとしたことですぐ怒るとか、怒鳴るとか、
日によってニコニコしていたり、不機嫌になったり、
感情がすごく上下するのを見せていると、
子どもは、自分も、日によって気分が上下していいのだと
思い込んでしまいます。
子どもというのは、親の言葉によって育つのではなくて、
その生き様をみて、生き方を学んでいます。
4 オザビエルの願い
子どもは、母親といる時間が長いので、
母親がいつもていねいな言葉で、語りかけていると、
子どもは、ていねいな言葉を話すようになります。
親は、自分たちのいいところは似て、
よくないところは似ないでほしいと願っています。
そして、明るく、楽しい子どもに育つよう、
子どもが大人になっても、語り続けています。
出典 『「ありがとう」のすごい秘密 』 小林 正観(こばやし せいかん) 発行所 KADOKAWA 画像はYahoo検索から