目次
1 今日のパワーメンターと著書
今日は、オザビエル(私)が、
心理学博士
小林 正観(こばやし せいかん)さんの
『ごえんの法則』から学んだ
好きなことをしていけばいい
「パワーフレーズ」をお届けします。
2 競わない、比べない、争わない
競わない、比べない、争わない。
これを私は「き・く・あ」の思想と名づけました。
講演会に来たある40代のサラリーマンがこう尋ねました。
「これから私は『き・く・あ』の思想で生きていこうと思います。
でも『頑張らない』『無理をしない』『競わない』で仕事をした結果、
ボーナスを削られたり、リストラされたりしたらどうするんですか」
私の考え方を取り入れて、自分の中で本当に腹を固めたのならば、
ボーナスを削られようが、リストラされようが
「はい、わかりました」と微笑んでいられるはずです。
それが思想、信条を固めたということなのです。
「私はそういう生き方を提案しているのであって。
『ボーナスを削られたらどうしよう』とオロオロするのは、
やはりまわりの状況に振り回されているだけ、
ということになりませんか」
と話しました。
都合のいいところだけ「競わない、比べない、争わない」という
思想を取り入れて、
自分が嫌な目に遭い、辛い状況が起きたら慌てふためくならば、
従来の生き方と同じです。
これまで通り、努力を続けるほうがいいのかもしれません。
ボーナスが今まで以上にほしいのであれば、
頑張ってみるほうが自らも納得できるでしよう。
3 そこで揺らぐことはない
争わないこと、戦わないこと、頑張らないことを、自ら決意するならば、
上司から何を言われようと、社会的にどんな評価をされようとも、
そこで揺らぐことはない。
これが「き・く・あ」の思想の生き方です。
ボーナスを削られても動揺する、
気に入らないことがあったら泣き言を言うのはお門違いです。
ボーナスが削られても、私を除いた人たちにその分が分配されるのであれば
「みんな少し多めにもらえてよかったね」と考えます。
たの社員がリストラされなくてはいけない時に
「では、私がやめさせていただきます」と、
自分が代わりに解雇されても問題ない。
それが「競わない、比べない、争わない」という思想信条です。
社会の一員として自分ができる限りのことをして生きていくだけでいい。
人生は力を入れる必要もなく、頑張る必要もなく、
嫌なことをやるという意味での努力もいらないので、
好きなことをしていけばいいという結論に至ります。
絵を描くのが好きであれば、人と競うことなく、
ただ絵を描いていけばいいのです。
ただそれだけのことです。
4 オザビエルの願い
「競わない、比べない、争わない」という思想信条で、
生活をしていくことは、気持ちが楽になり、生きやすい。
養う家族がいる場合は、
従来の生き方=これまで通り、努力を続けるほうがいいようです。
出典 『ごえんの法則』 小林 正観(こばやし せいかん) 発行所 大和書房 画像はヤフー検索から