今日は、オザビエル(私)が、
心学研究家
小林 正観(こばやし せいかん)さんの
『「人生を楽しむ」ための30法則』から学んだ
実践していきたい
「幸齢者mind」をお届けします。
目次
1 どちらが生の世界か
『あの世の世界』といえば、
私たちが普段使う言葉で不思議なものが、いくつかあります。
「生前あの人が使っていた箸です」
「生前あの人が愛用していた万年筆です」
という言い方を、私たちはよくします。
「生前」とは死の前、ではなくて
「生の世界の前」と書くのです。
また、「大往生」は、
「まったく悩んだり、苦しんだり、辛い思いをせずに、亡くなること」
をいいます。
死ぬことを往生したといいますが、
往生とは「生の世界へ往く」
と書いてあるのです。
「生前」という字から想像できるのは、
死んでいく向こうの世界が生の世界。
そして「大往生」は生の世界へ往くこと。
さらにもう一つ、「誕生」の「誕」。
この字を漢和辞典で引いてみると、
「誕」には、「かりそめの、装いの、いつわりの」
という意味があります。
いつわりの、というのは悪い意味ではなく、装うという、
良い意味でのいつわりです。
ですから「誕生」とは、
装った仮初めの姿で生まれること。
私たちがこの世に生まれてきているのは、仮初めの生命で、
本当の生命は向こうにある、
ということを昔の人々は、認識していたのかもしれません。
それが「生前」「往生」「誕生」という言葉に
残っているように思われます。
2 天国度(幸せ度)を高めること
実私たちは、肉体のある状態と、
肉体のない状態(魂だけの状態)を
交互に繰り返しながら生きています。
これを輪廻転生といいます。
この肉体を持つ、ということがどういうことかというと、
魂だけのときに比べると、ものすごく制約が多い。
実は、私たちが肉体を離れて、
魂だけになった状態のときが本体なのです。
本体が仮の姿の着ぐるみを着ているだけなのが今の姿。
その着ぐるみも、全部自分で選んだのです。
肉体を持って生きている姿が仮の姿で、
魂だけの状況が本当の学校。
今、私たちは肉体を持って予備校にいます。
予備校で、だいたい平均でいうと80年ぐらい過ごし、
今度は、魂だけの状態で中学へ行き、2、3百年続いて、
また、次の予備校に来て、
また、魂だけの高校に入って……というふうに
レベルアップしながら、無限に続くわけです。
その予備校、つまり肉体を持って生きているときには、
目的というのがあります。
本校に行く前に予備校で何をするか。
それは「天国度(幸せ度)を高めること」というのがテーマです。
幸せ度とは、目の前の現象、目の前に現れること、
出来事、病気も、事故も全部含めて、
「嬉しい、楽しい、幸せ、愛してる、
大好き、ありがとう、ついてる」
というように、喜びの心を持ってとらえられる、
ということです。
3 今日の金言 小林 正観さん
天国度100というのは、自分がいかに恵まれていて、
自分がどれほど幸せな日々を生きているか、ということ。
人生をどれだけ楽しんでいるか、ということ。
そこに気がついたら天国度が100になります。
私たちの多くは、前の肉体のある状態、
肉体のない状態(魂だけの状態)を
覚えていません。
今、天国度(幸せ度)を少しでも高めて
本当の学校に帰りたいと思います。
出典 『「人生を楽しむ」ための30法則』 小林 正観(こばやし せいかん) 発行所 講談社 画像はヤフー検索から