目次
1 今日のパワーメンターと著書
今日は、オザビエル(私)が、
著作家
本田 健(ほんだ けん)さんの著書
『ユダヤ人大富豪の教え』から学んだ
人生を幸せに導いてくれる
「パワーフレーズ」をお届けします。
2 メンターとは?
メンターとは、人生を導く師という意味です。
英語圏では、日常的に使われる言語で、
助言してくれる先輩といった軽い意味から、人生の恩人まで、
幅広い意味があります。
人生の転機で悩んだとき、的確にアドバイスしてくれる人、
それがメンターです。
日本でも、恩師とか、恩人という言葉があります。
メンターという言葉の意味を説明すると、
成功している人は、
「ああ、そういう人ならいる!」
とみんな言います。
3 メンターはどうして大切なのか?
これは、山登りを考えるとわかるでしょう。
メンターは、頂上への登山道を何度も往復して、いろんな人のガイドをしてきた人です。
だから、どういう危ない目に遭うのかを知り尽くしています。
自分自身が失敗したり、いろんな人の失敗を見てきています。
だから、普通の人が、どんなときに、道に迷ったりするのを手に取るように把握しています。
天候や道の状態などを見て、どういう歩き方がベストなのかを判断します。
また、装備は十分なのかをチェックしたり、もう頂上へ行くのは無理だと思ったとき、どうすれればいいのか教えてくれるのがメンターです。
一度も登ったこともない山に、どういう装具を持っていいのかを知らずに、いきなり登るほど危ないことはありません。
行き詰まったとき、どうしたらいいのかを的確にアドバイスしてくれる人は、とってもありがたい存在です。
4 メンターの4つの条件
では、どういう人がメンターになりえるのか、条件を4つあげましょう。
① 幸せに成功している人
メンター候補を探すとき、誰も失敗している人を探す人はいないでしよう。
しかし、成功しているからと言って、その人がすぐ良いメンターになれるかというと、そういうわけでもありません。
社会的には成功しているものの、不幸な人はたくさんいます。
人生のことを教えてもらうなら、幸せに成功している人に学ぶことです。
② バランス感覚のある人
もうひとつ大切なのは、バランス感覚のある人です。
幸せに成功している人でも、偏っている人がいます。
たとえば、プラス思考に偏っていると、ネガティブな人の気持ちが理解できません。
また、仕事で成功してハッピーに見えても、家庭生活や友情など人生の大切なものを大事にしているかは、ぱっと見ただけではわかりません。
バランス感覚に長けた人は、人生の全体を見て、絶妙なタイミングで、あなたにいい言葉をくれます。
③ 失敗から学んでいる人
失敗から学んでいる人は、他人に対してやさしくなることができます。
自分が失敗してみないと、どうして人が失敗するのかを理解できません。
エリートコースを順調に来た人より、いろんな失敗をして、そこからはい上がってきた人のほうが、人間的な深みがあり、的確なアドバイスをしてくれる可能性が高いと思います。
④ 与え好きな人
メンター候補の中には、あなたを利用してやろうという人もいるかもしれません。
都合のいい運転手にされたり、お手伝いさんとして見ていたりする人がいます。
あなたを出資者として見なし、自分の会社に投資しないかと誘ってきたりする可能性がないとはいえません。
メンター候補を判断するのに、その人が、与えるのが好きかどうかを見てください。
人からもらおうとする人か、与えようとする人かを見て、その人の人間性を判断するのです。
その人が、与え好きな人なら、あなたの人生の幸せを願って、ベストな行動をとってくれるでしょう。
5 メンターを見つける4つのステップ
① 自分がどういう人生を生きたいのかをはっきりさせる
あなたがどういう人生を生きたいのかによって、選ぶべきメンターが変わってきます。
たとえば、映画の世界で生きていこうというときに、教育界で成功しているメンターを得ても、的確なアドバイスは得られないでしょう。
というのも、それぞれの世界で全くルールが違うからです。
もちろん、違う分野のメンターからも、人間としての生き方の部分では学ぶことは多いと思います。
しかし、自分の進みたい分野が、定まってくれば、その世界で活躍するメンターを得ることは、あなたにとって、大きなチャンスになりえるのです。
映画の世界なら、具体的にどの分野で何をやりたいのか、だいたいでもかまわないので、あたりをつけておくことです。
② 理想の人生との距離を測る
次のステップは、理想との距離を測ることです。
どういう分野の知識が足りないのか、何を教わればいいのかを見極めることが、幸せな成功への早道です。
自分の状態があまりにも情けないので、直視しようとしない人がほとんどです。
しかし、ここは踏ん張って、自分の現在地をはっきりさせておくことが必要です。
③ メンター像をはっきりさせる
自分がどこに行きたいかが明確に定まった上で、どんな先生が欲しいのかを決めることです。
どういう仕事をやっていて、どんな性格で、どのように教えてもらいたいのかを明確にしていきましょう。
自分が望むものをリストに明確にしておくことです。
ちなみに、この方法は、パートナーを得るときにもとっても役に立ちます。
④ 行動を起こす
多くの人が、メンターがいればな~と思いながら、行動を起こしません。
パートナーを得るのとよく似ていて、どうしても、メンターが欲しい!と考えて、あらゆる行動を起こしてみることです。
映画を観たり、気になる人の講演会やセミナーに行ってみることです。
そのうち、ちょっとしたきっかけで、いろんな素敵な人と出会えるようになります。
6 メンターは急に現れる
いままでいろんな成功者に、インタビューし、メンターとどういうふうに会ったのかと聞いてみました。
おもしろいのは、みんなある日、急に現れたと言います。
共通しているのは、一生懸命にやっているうちに、声をかけられたり、紹介で出会っていることです。
生徒の準備ができたとき、メンターは現れるのです。
7 オザビエルの願い
「良き指導者」「優れた助言者」と早く会うことができれば、
仕事やキャリアの手本となり、遠回りせずとも、
その仕事を順調にマスターしていくと思われます。
お手本に学びながら、毎日まじめにコツコツと前進していくことが、
確実な成長につながります。
出典 『 図解 ユダヤ人大富豪の教え 幸せな金持ちになる17の秘訣 』 本田 健(ほんだ けん) 発行所 大和書房 画像はヤフー検索から