目次
1 今日のパワーメンターと著書
今日は、オザビエル(私)が、
心理学博士
小林 正観(こばやし せいかん)さんの
『すべてを味方 すべてが味方』から学んだ
ツキや幸運を引き寄せる
「パワーフレーズ」をお届けします。
2 ツキまくり集団
松下電器の創業者、松下幸之助さんが、
部屋で二股ソケットをつくっていた時代から数年たって、
会社があるところまで大きくなったころの話です。
「松下に入社したい」という就職希望の学生たちを、
松下社長が自ら面接していたときがありました。
この面接に来たすべての学生たちに、
松下社長はこう質問しました。
「あなたは、今までの人生を振り返って、
ツイてきたか、ツイてこなかったか、
ラッキーだったか、アンラッキーだったか、
どう思いますか」
東大卒や京大卒の人など、優秀な学生たちも来ていましたが、
「今まで自分の人生は、苦労が多く不運の連続だったと思います」
と答えた人は、どんな優秀な人でも採らなかったそうです。
「ちょっとラッキーだったかもしれません」
という人も採らなかった。
「いやー、私はツキまくってました」
「ラッキーの塊でした」
「幸運の連続でした」
と答えた人は採用したそうです。
のちに、松下社長がその方法で採用した
<ツキまくっている人たちの集団>が
社内の中核を占めるようになった時代、
そのころに発売された商品というのは、
すべて奇跡的な売れ方をしました。
「自分はものすごくツイてきた。本当に恵まれてきた」
と言える人はイコール
「感謝をしてきました」という人でもあったのでしょう。
松下電器が驚異的な発展を遂げた理由のひとつには、
<ツキまくっている人たちの集団>が
ベースとしてあったのではないでしょうか。
3 感謝の心が基本にあると
投げかけたものは、倍返し。
優しさや手助けというものを投げかけると、
自分のところに思いやりや援助という形で
2倍になって返ってきます。
これが宇宙の大法則、<投げかけたものが返ってくる>。
自分にツキがたくさんあると思うなら、
そのツキをまわりの人に分けることで、
その人はもっとツキまくります。
ツキまくっていることをどんどん人に投げかけるように生きていったら、
まわりにいる人はみんな笑顔になります。
その人自身も笑顔の人ばかりに囲まれるので心地よくなります。
結局、いちばんトクをするのは、その中にいる自分自身です。
すべての現象は、宇宙的にはニュートラル、「ゼロ」なので、
「幸せ・不幸せ」「ツイてる・ツイてない」
という出来事はないのですが、
ただ、今までの人生において、
感謝の心が基本にあると、
「ツイてる」という言葉が出てくるようになります。
自分以外の人たちの支援によって、
人生が成り立っているということが心の中にあると、
その人からは、柔らかで温かい感謝の念というものが必ず出ます。
そういう人たちが集団になったときには、
やはりものすごいパワーが生まれると思います。
4 オザビエルの願い
自分のところだけにツキをもってくるのではなくて、
たくさんの人にそれを分けていってはどうでしょう。
小林正観さん
アメリカ・メジャーリーグの大谷翔平選手は、
日本国内の全小学校約2万校に各3個、
合計約6万個のグローブを寄贈しました。
まさにツキを子どもたちに分けた
大谷選手の想いが伝わる素晴らしいプレゼントです。
「野球しようぜ」というメッセージと写真入りで、
カッコよすぎですね。
出典 『すべてを味方 すべてが味方』 小林 正観(こばやし せいかん) 発行所 三笠書房 画像はヤフー検索から