目次
1 今日のパワーメンターと著書
今日は、オザビエル(私)が、
心理学博士
小林 正観(こばやし せいかん)さんの
『すべてを味方 すべてが味方』から学んだ
「楽しみながら幸せ」になる
「パワーフレーズ」をお届けします。
2 『縁起の法則』
お釈迦様の最初の悟りといわれているものに、「縁りて起こる」すなわち、『縁起の法則(理)』があります。
この縁起の法則というのは、
「すべての現象は、無数の原因(因)や条件(縁)が相互に関係し合って成立しているものであり、独立して存在するものではない。すべてのものはこの法則に従っている」
というものです。
人間関係に置き換えると、
「人は自分の人生を、自分の思いでつくれると思っているがゆえに、苦しむ。人生は自分の思いでできあがっているのではなくて、自分の思い以外のまわりの人々のおかげで、全部が成り立っている」
とお釈迦様は悟ったのです。
「自分の思いや自分の力で、人生が成り立っているのではない」
ということに関して、お釈迦様が言ったのは、
「not at all」でした。
「まったく関わっていない」と。
自分の人生をつくっているのは自分ではない。
人は自分の人生には1%も関わっていない、0%だ。
<私>以外の、神、仏、友人、知人、家族というものが、私たちの人生を成り立たせてくださっているとしたら、
<私>にできることは、<私>の人生を成り立たせてくださっている神、仏、友人、知人、家族に対して、ただひたすら感謝をするしかない、
ということになります。
そこにしか、自分の人生に参加する方法がない
ということです。
たとえば、コップ1杯の水があって、これを私が飲もうとする。
自分の意志でこの水を飲もうとしているけれども、このガラスのコップをつくってくれる人がいなければ、水をくむことはできません。
両手ですくって運ぼうとすれば、水はどんどんこぼれていって、飲むことはできません。ガラスのコップのおかげで、どこでも水が飲めるのです。
そのガラスのコップがあるのも、珪砂というガラスの原材料をとってきてくださった方がいるわけです。
要するにどんなことでも
「自分だけでやっている」ことはない。
コップをつくる人、ガラスをつくる人、材料をとってくる人……こういう人たちがいなくては、このコップの水は存在しないから、飲むことはできない、ということになります。
何よりもいちばん肝心なのは、水そのものも私たちが自分でつくったものではないということです。
雨が空から落ちてきて、それを飲むことで人は生命を維持することができている。
「私が自分の命を維持している」
と<私>がどんなに頑張って主張しても、この水さえも自分でつくることができない。
雨が上から落ちてきて初めて、私たちは飲むことができ、生きていられるのです。
<私>の思いとか能力とかが、この水に関して何か参加していますか?
そういうことを考えていけば、
「私の人生に、私はどこにも関わっていない」
と確かに言えると思います。
そう考えると、謙虚にならざるを得ないでしょう。
3 「6人の守護者」
<私>たらしめてくださっている存在--神、仏、守護霊さま--この目に見えない3者と<私>を取り囲んでいる人間関係--友人、知人、家族--この6者によって<私>の人生は成り立っているのです。
そうすると<私>が自分の人生に参加できるのは、その6者に
「私をいつも、〇〇してくださってありがとうございます」
と、ただひたすら感謝する……。それしかないでしょう。他の存在の協力がなければ、何事も成り立っていかないのです。
現実問題として、周囲を取り巻くすべてのものに対して
「ありがとう」
と言える<私>になったら、たとえば、営業成績とか、収入とかの3次元的な数字がどんどん上がっていくという事実があるようです。
常に応援してくれている味方に感謝の言葉を投げかけているのですから、その方たちだって、さらにやる気になって応援してくれます。
自分ひとりで頑張っている時とは、全然違うようになります。
縁起の法則が本当かどうかわからない人にも、実践すればものすごいプラス効果があるようです。
私たちが感謝すればするほど、まわりの人たちはもり立ててくれるので、実際にとても楽に生きられるようになります。
これまで以上に支えてくれることは事実のようです。
4 オザビエルの願い
人生は味方をつくっていく作業であり、
味方をどんどん増やしていくと、
その後の人生も、
ずっと豊かで楽しいものに
なっていくようです。
小林正観さん
すべて「おかげさま」なのです。
すべてのものに対して
「ありがとう」と言える<私>になって、
もっと楽に、
「楽しみながら幸せ」になっていきましょう。
出典 『すべてを味方 すべてが味方』 小林 正観(こばやし せいかん) 発行所 三笠書房 画像はヤフー検索から