今日は、オザビエル(私)が、
精神神経科・斎藤病院名誉院長
斎藤 茂太(さいとう しげた)さんの著書
『「もう疲れた」と思ったときに読む本』から
実践していきたい
「幸齢者mind」をお届けします。
目次
1 極力病気のことは考えないほうがいい
万一病気になったとき、病人は極力病気のことは考えないほうがいい。
病気のことをあれこれ悩んでも、どうにもならないことだし、
病院にいるなら信頼できる医師に任せればいい。
病気のことを考えすぎて、憂鬱になれば、気が循環せずに重くなる。
重い病気でも気長に養生すれば、思ったより早めに回復することもある。
本来、病気は体に内包する抵抗力によって、自然に治すものであることを忘れないようにしたい。
あせらずに自然に回復することを望もう。
また、病気と薬の作用という内戦状態が体の中で起こることもあるから、
むやみに薬に頼らないようにしたい。
中国の孫思邈と言う人は、
「人は理由なくして薬を服用してはならない。
ただ薬だけに頼って薬を濫用すると、
内臓器官の調子が悪くなって病気となる」
と述べている。
2 人体に悪い影響を与える
薬店に行けば、あらゆる錠剤が陳列されている現代、
一般の人でも手軽に薬が手に入り、服用することができる。
また、サプリメントや健康ドリンクが大流行で、
それさえ飲んでいれば、食生活がずさんで会っても大丈夫だという錯覚に陥っている人もいるようだ。
薬、栄養剤、ドリンク剤、サプリメント、健康食品と呼ばれるカプセル剤の濫用は避けるべきである。
薬の濫用によって違う薬同士の化学反応が、人体に悪い影響を与えることを忘れないでほしいと思う。
「血圧が高くなった」「肝臓が良くない」「腎臓がおかしい」「胃の調子が変だ」などと言ってすぐに薬に頼る人が多い。
一度に何種類もの薬を飲む人がいる。
薬ばかりに頼っていて、
肝心の自分の食生活をいっこうに改善しようとはしていないのは、
まったくナンセンスだ。
朝、昼、晩ともに肉料理を食べ、
まったく野菜をとらなかったり、毎日毎日お酒ばかり飲んで、
しっかりした食事をとらずにいる。
そして調子が悪いからと言って、薬を飲む。
これでは体がいくつあっても足りないだろう。
現代の食べ物には、熱処理、食品添加物、コピー食品など、
人の手が加えられ、人体に悪影響を与える食品も多い。
知らず知らず蓄積していくものだから、普段から気をつけて起きたい。
3 今日の金言 斎藤 茂太(さいとう しげた)
重い病気でも気長に養生すれば、思ったより早めに回復することもある。
本来、病気は体に内包する抵抗力によって、自然に治すものであることを忘れないようにしたい。
あせらずに自然に回復することを望もう。
万一病気になったとき、病人は極力病気のことは考えないほうがいい。
薬の濫用によって違う薬同士の化学反応が、人体に悪い影響を与える。
オザビエル(私)もおかげさまで、薬の服用ゼロで過ごせています。
今日の学びから、服用ゼロを続けたいと思います。
これからも、健康で元気な心と体づくりをし、
体に内包する抵抗力によって、自然に治していきたいと思います。
出典 『「もう疲れた」と思ったときに読む本』 斎藤 茂太(さいとう しげた) 発行所 実業之日本社 画像はヤフー検索から