53 日本の産業革命

スポンサーリンク
🌸 10分集中してやれば、確実に実力アップします(できる)。

日本の産業革命をわかりやすく解説します。

1 日本の産業革命(さんぎょうかくめい) = 工場制機械工業へ

1882年 国の金融政策を行う中央銀行として、日本銀行が設立された。
日清戦争(1894~5年)後 軽工業紡績製糸業)が急速に発展した。
     → 輸出品 = 綿糸生糸、織物が主力

蚕のイラスト

SILK OKAYA物語 ←(出典)

カイコが作った繭から糸を取り出し、生糸にすることを「製糸」と言います。  「〔中略〕」       明治42年(1909)、日本は中国を抜いて世界一の輸出生糸生産国となりました。

日露戦争(1904~5年)ころ 重工業化が始まった。造船業もさかんになった。
    1901年 八幡製鉄所(やはたせいてつじょ)が開業した。
蒸気機関の動力源として、石炭の採掘が進んだ - 九州や北海道で炭鉱が開かれた。

蒸気機関車のイラスト

1906年 主要な民営鉄道が国有化された。海外航路の発達も貿易の発展を支えた。

渋沢栄一岩崎弥太郎のような有能な実業家もあらわれた。

渋沢栄一のイラスト

岩崎弥太郎のイラスト

2 都市では

企業家 → 財閥(ざいばつ)に成長していった = 三井、三菱、住友、安田など → 金融・貿易・鉱業など日本の経済を支配した。
労働者 - 賃金は低く、長時間にわたるきびしい労働をしていた → 労働組合が結成された。
1911年 政府は、労働時間の制限などを定めた工場法を制定した。
19世紀後半 足尾銅山鉱毒事件(栃木県と群馬県の渡良瀬川周辺)がおきた。= 日本の公害問題の原点とも言われる → 田中正造(たなかしょうぞう)は衆議院議員を辞職し、1901年明治天皇に直訴にした。

3 農村でも

農民 → 都市の工場へ働きに出る者もあらわれた。
     → ハワイなどの海外に移民としてわたる人もいた。
   → 農地を買い集めて、大地主企業家となる人もあらわれた。

さあ、基礎・基本の用語をしっかり覚えましょう。

◎ 基礎・基本の用語

〇 産業革命(さんぎょうかくめい)- 綿糸生糸の大量生産・大量輸出を始める  

〇 八幡製鉄所(やはたせいてつじょ)- 1901年操業を開始した福岡県北九州市の製鉄所
〇 渋沢栄一(しぶさわえいいち)「近代日本経済の父」や「日本資本主義の父」と呼ばれる
〇 財閥(ざいばつ)- お金持ちの一族が経営する企業グループ
 
〇 田中正造(たなかしょうぞう)- 足尾銅山鉱毒問題の解決に取り組んだ衆議院議員
👉2024年度に発行が開始される渋沢栄一紙幣は、何円札次から選びなさい。

1000円札  B  2000円札   C  5000円札  D  10000円札 

 ふり返り

◇ に当てはまる言葉を答えなさい。

1 日本の= 工場制機械工業へ移行し、綿糸生糸の大量生産・大量輸出か始まった。
日露戦争(1904~5年)ころ 重工業化が始まった。造船業もさかんになった。
    1901年 (②)が開業した。(北九州市の製鉄所)
(③)日本資本主義の父岩崎弥太郎のような有能な実業家もあらわれた。

  ↑(③)のイラスト

2 都市では
企業家 → (④)に成長していった = 三井、三菱、住友、安田などの企業グループ
19世紀後半 足尾銅山鉱毒事件(栃木県と群馬県の渡良瀬川周辺)がおきた。= 日本の公害問題の原点とも言われる → (⑤)は衆議院議員を辞職し、1901年明治天皇に直訴にした。

💮 答え

① 産業革命(さんぎょうかくめい)

② 八幡製鉄所(やはたせいてつじょ) 

③ 渋沢栄一(しぶさわえいいち)

④ 財閥(ざいばつ)

 田中正造(たなかしょうぞう)

👉2024年度に発行が開始される渋沢栄一紙幣は、何円札次から選びなさい。

1000円札  B  2000円札   C  5000円札  D  10000円札 

答え   10000円札

壱万円札のイラスト

これで基礎学力バッチリです。

 

タイトルとURLをコピーしました