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日清戦争をわかりやすく解説します。
目次
1 日清戦争(にっしんせんそう)[1894~1895年]
1894年 朝鮮で甲午農民戦争(こうごのうみんせんそう)がおきた。
= 朝鮮の南西部から始まり、やがて朝鮮全土に拡大した農民たちによる武装蜂起。「東学党の乱」とも呼ばれる。⇒ 腐敗した役人の追放と外国人の排除をめざした。
→ 清は、朝鮮の求めに応じて出兵した。
→ 日本も朝鮮に出兵したため、日本と清の軍隊が衝突した。
1895年4月 下関条約(しものせきじょうやく)が結ばれた。
- 朝鮮の独立を認める → 1897年 国名を大韓帝国(韓国)と改める
- 遼東半島・台湾・澎湖諸島を日本にゆずりわたす → 台湾総督府を設置した
- 賠償金2億両(当時の日本円で約3億1,100万円)を支払う → 日本は軍備の拡張や工業化に
2 三国干渉(さんごくかんしょう)[1895年]
1895年 満州に勢力をのばそうとするロシアは、ドイツとフランスを誘い、遼東半島を清に返すよう、日本に勧告してきた(三国干渉)。
→ 三国に対抗する力をもたない日本は受け入れた。『臥薪嘗胆(がしんしょうたん)』を合言葉にロシアへの対抗心が高まった。
さあ、基礎・基本の用語をしっかり覚えましょう。
◎ 基礎・基本の用語
〇 甲午農民戦争(こうごのうみんせんそう)- 朝鮮全土に拡大した農民たちによる武装蜂起
〇 日清戦争(にっしんせんそう)- 日本と清の軍隊が衝突した
〇 下関条約(しものせきじょうやく)- 山口県下関市で結ばれた日清戦争の講和条約
〇 三国干渉(さんごくかんしょう)- 三国が遼東半島を清に返すよう勧告してきた
〇 ロシア、ドイツ、フランス - 干渉した三国 ※三国はいかん(で)しょう!?
👉「眠れる〇〇」は「西欧列強諸国が日清戦争(1894~95)までの中国の強大さ、潜在的力量に対して抱いていた畏怖(いふ)の念を表したことば」です(出典「コトバンク」)。〇〇に当てはまる言葉を次から選びなさい。
A 青龍(せいりゅう) B 麒麟(きりん) C 獅子(しし) D 白虎(びゃっこ)
👉『臥薪嘗胆』(がしんしょうたん)の意味は「薪〇〇〇の上に臥ふし(寝て)苦い胆たんを嘗なめる」から「将来の成功を期して苦労に耐えること」です(出典「goo辞書」)。〇〇〇に当てはまる薪の読み方を次から選びなさい。
A わりき B かけら C こいし D たきぎ
☆ ふり返り
◇ ①~⑤に当てはまる言葉を答えなさい。
1894年 朝鮮で(①)戦争がおきた。= 朝鮮全土に拡大した農民たちによる武装蜂起。
1894年7月 (②)戦争が始まった。日本軍は優位に戦いを進めた。日本の勝利。
1895年4月 (③)条約が結ばれた。
1895年 満州に勢力をのばそうとする(④)は、ドイツとフランスを誘い、遼東半島を清に返すよう、日本に勧告してきた(⑤)。
💮 答え
① 甲午農民戦争(こうごのうみんせんそう)「東学党の乱」とも呼ばれる
② 日清戦争(にっしんせんそう)
③ 下関条約(しものせきじょうやく)
④ ロシア
⑤ 三国干渉(さんごくかんしょう)
👉「眠れる〇〇」は「西欧列強諸国が日清戦争(1894~95)までの中国の強大さ、潜在的力量に対して抱いていた畏怖(いふ)の念を表したことば」です。〇〇に当てはまる言葉を次から選びなさい。
A 青龍(せいりゅう) B 麒麟(きりん) C 獅子(しし) D 白虎(びゃっこ)
答え C 眠れる獅子(しし) 出典「コトバンク」から作成
👉『臥薪嘗胆』(がしんしょうたん)の意味は「薪〇〇〇の上に臥ふし(寝て)苦い胆たんを嘗なめる」から「将来の成功を期して苦労に耐えること」です。〇〇〇に当てはまる薪の読み方を次から選びなさい。
A わりき B かけら C こいし D たきぎ
答え D たきぎ 出典「goo辞書」から作成
まき(たきぎ)のイラスト
日清戦争で日本が勝利した理由は、軍隊の近代化による軍事力の差にあったといわれています。これで基礎学力バッチリです。