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明治初期の外交政策をわかりやすく解説します。
目次
１ ロシアと
1854年 日露和親条約では、千島列島について、択捉島以南は日本領、それより北はロシア領とされた。樺太については境界はなかった（雑居する地域）。
1875年 樺太・千島交換条約を結んだ。千島列島は日本領、樺太はロシア領となった。
1869年 政府は、北海道開拓のため「開拓使（かいたくし）」を設置。同じ年、蝦夷地と呼ばれた北の大地を「北海道」と改称した。
1874年 北方警備と開拓をかねた「屯田兵（とんでんへい）」の制度が設けられた。
1899年 アイヌの人々の生活を保護する目的で北海道旧土人保護法を制定した。
２ 中国と
1871年 日清修好条規を結んだ。清との正式な国交が始まった。
1872年 琉球王国を琉球藩とした。日本の領土であることを確認した。
1874年 台湾に漂着した琉球の漁民の殺害事件に対し、台湾に出兵した。
1879年 琉球藩を廃止して沖縄県を置いた。（琉球処分）
1876年 小笠原諸島の日本領有を各国に通告した。
1895年 尖閣諸島の日本領への編入を内閣で決定した。
３ 朝鮮と
日本と外交関係を結ぶことを拒否する朝鮮に対して、政府内では武力で開国を迫ろうとする征韓論が高まった。
1873年 使節として西郷隆盛を朝鮮に派遣することが決定した。→ 延期した。
1875年 江華島事件（＝ 朝鮮沿岸で測量中のわが国の軍艦が砲撃された）がおこった。
1876年 江華島（こうかとう）事件を口実に日朝修好条規を結び、朝鮮を開国させた。条約の内容は、日本のみが領事裁判権を持つなど、不平等な条約だった。
1905年 竹島の日本領への編入を内閣で決定した。
さあ、基礎・基本の用語をしっかり覚えましょう。
◎ 基礎・基本の用語
〇 樺太・千島交換条約（からふと・ちしまこうかんじょうやく）－ 1875年
〇 屯田兵（とんでんへい）－ 1874年 北方警備と開拓をかねた
〇 日清修好条規（にっしんしゅうこうじょうき）－ 1871年
〇 琉球処分（りゅうきゅうしょぶん）－ 1879年 沖縄県を置いた
〇 日朝修好条規（にっちょうしゅうこうじょうき）－ 1876年 不平等な条約
👉「屯田兵開拓農民で北海道に渡ったのが〇〇家のルーツ」だとかつて私の父が話した。〇〇に当てはまるテレビ司会者（私）を次から選びなさい。
屯田兵のイラスト
A 上田晋也 Ｂ 中居正広 Ｃ 内村光良 Ｄ 徳光和夫
☆ ふり返り
◇ ①～⑤に当てはまる言葉を答えなさい。
１ ロシアと
1875年 （①）条約を結んだ。千島列島は日本領、樺太はロシア領となった。
1874年 北方警備と開拓をかねた「（②）」の制度が設けられた。
２ 中国と
1871年 （③）条規を結んだ。清との正式な国交が始まった。
1879年 琉球藩を廃止して沖縄県を置いた。（④処分）
３ 朝鮮と
1876年 江華島事件を口実に（⑤）条規を結び、朝鮮を開国させた。
💮 答え
① 樺太・千島交換条約（からふと・ちしまこうかんじょうやく）
② 屯田兵（とんでんへい）
③ 日清修好条規（にっしんしゅうこうじょうき）
④ 琉球処分（りゅうきゅうしょぶん）
⑤ 日朝修好条規（にっちょうしゅうこうじょうき）
👉「屯田兵開拓農民で北海道に渡ったのが〇〇家のルーツ」だとかつて私の父が話した。〇〇に当てはまるテレビ司会者（私）を次から選びなさい。A 上田晋也 Ｂ 中居正広 Ｃ 内村光良 Ｄ 徳光和夫
答え Ｄ 徳光和夫
※ ファミリーヒストリー 徳光和夫〜父は映画監督・驚きのルーツの数々〜 から作成
これで基礎学力バッチリです。
