今日は、オザビエル(私)が、
心理学博士
小林 正観(こばやし せいかん)さんの著書
『ありがとうの神様』から学んだ
実践していきたい
「幸齢者mind」をお届けします。
目次
1 「借金」「できないこと」
頼まれごとは、基本的には断らないほうがいいと思います。
頼まれごとを安易に断ってしまうと、
それ以降、「頼まれなくなる」からです。
「一否定3年」と覚えてください。
頼まれたり、持ち込まれたりしたものを
「好きじゃないので」「嫌いなので」と
好き嫌いを中心に選り好みしていると、
ここから先、楽しい仕事の話は「3年間」はやってきません。
ただし、中には「断ってもいい頼まれごと」があります。
断ってもよい条件は次のとおりです。
①「借金」は、断ってもいい
「お金を貸してほしい」という頼まれごとは、
お金に用があるのであって、
その人に用があるわけではありません。
ですから、断ってもかまいません。
ですが、②の条件によっても変わります。
②「自己嫌悪」が大きくなるときは、断ってもいい
遊んでいるお金が手元にあるときに、
借金の頼まれごとがあったとします。
そのとき、「断ったほうが、断らなかったときよりも自己嫌悪が大きい」
のなら、貸してあげてもいいでしょう。
ただし、自分の生活を犠牲にしてまでお金を貸すと、
自己嫌悪が大きくなりやすいので、貸さないほうがいいでしょう。
③「能力的にできない頼まれごと」は、断ってもいい
私のもとには、海外への翻訳の依頼が寄せられていますが、
すべてお断りをしています。
なぜなら、私は、英語や中国語、韓国語が得意ではないので、
校正(文章の誤りを正す作業)ができないからです。
また、「100㎏の荷物を持って欲しい」といった
物理的に不可能な頼まれごともお断りしています。
2 「数合わせ」「先約あり」
④「単なる数合わせ」は断ってもいい
「忘年会で欠員が出た。一応10人で予約をしているので、9人だと困る。
今から、来てくれないか」というような頼まれごとは、断ってもいい。
その人の個性や人格に関わりがるわけではありません。
頭数をそろえたいだけなので、個性や人格に関係ない「頼まれごと」は
断ってよいと思います。
⑤「先約がある」場合は、断ってもいい
すでに先約が入っていて、スケジュールが取れないものについては、
無理に引き受ける必要はありません。「NO」といっていい。
「できないことまでも引き受ける」と気負いすぎると、
「できない頼まれごと」を抱え込み、やがて行き詰まってしまいます。
人間には「できること」と「できないこと」があるのですから、
「できない頼まれごと」には、「できない」と言ってもいいのです。
「できないこと」を持ち込まれるとしたら、
その人の中に「できないことでも何でも、引き受けるぞ!」
という気負いがあるからです。
私には、「できないこと」は持ち込まれません。
なぜなら、気負いがないから。
力がまったく入っていないからです。
3 今日の金言 小林 正観(こばやし せいかん)
有料の頼まれごとがきたときに、「お金を受け取らない」のは傲慢
ごく親しい人から「お金を貸してほしい」という頼まれたことが
あります。
お金に余裕がないので、大変困りました。
しかし、
「断ったほうが、断らなかったときよりも自己嫌悪が大きい」ので、
貸しました。
2度も……。
そのごく親しい人は、時間は経ちましたが、お礼を付けて
きちんと返してくれました。
貸してよかったと思いました。
次また、もしあれば、今日学んだことを参考に
考えたいと思います。
出典 『ありがとうの神様』 A God in the Magic Word “Arigato” 小林 正観(こばやし せいかん) 発行所 ダイヤモンド社 画像はYahoo検索から