今日は、オザビエル(私)が、
心理学博士
小林 正観(こばやし せいかん)さんの著書
『ありがとうの神様』から学んだ
実践していきたい
「幸齢者mind」をお届けします。
目次
1 病気には、人格が深く関係している
1996年の春頃、アメリカの心理学研究チームが、
「理想的な二重人格の青年」を発見したと発表しました。
二重人格とは、「同じ人とは思えない、まったく異なる2つの人格」
を持つことです。
「理想的な二重人格」というのは、
「A人格からB人格に移る瞬間が、予測できる」
ことだそうです。
人格が切り替わる瞬間が予測できれば、
さまざまな現象の違いを把握できます。
だから、理想的と呼んだのです。
研究チームは、研究の過程で、次のような現象を見つけました。
- 「A人格」……オレンジアレルギーを持っている
- 「B人格」……オレンジアレルギーを持っていない
そこで、研究チームは、人格の移行時にオレンジを食べさせたら、
どのような反応が出るのかを調べてみることにしました。
A人格からB人格移行する「30分前」にオレンジを摂取すると、
A人格にはアレルギー反応が出ます。
ところが、B人格に移行した途端、
アレルギー症状がサッと消えたのです。
B人格からA人格に移行する30分前にオレンジを摂取しても、
アレルギー症状はでないのですが、
A人格に移った瞬間に、症状が出ることがわかりました。
この結果を受けて、研究チームは、次のように考えました。
「どうやら、病気は、人格と連動しているらしい」
この実験から、「病気には、人格(心)が深く関係している」
ことがわかったそうです。
2 長寿者の共通点は、クヨクヨ考えない楽天的な性格
100歳まで生きた長寿者には、「クヨクヨ考えない楽天的な性格」
の人が多いといわれています。
いろいろなことを苦にしないこと、引きずらないこと、
落ち込まないこと、心配し続けないことが、
どうも、長寿につながっているらしい。
「クヨクヨしない」とは、すなわち、「心が健康である」ことですから、
「心が健康なら、身体も健康になりやすい」ようです。
すでに何かの病気を抱えているのなら、
「今までは、考えたこともないこと」を
生活の中に取り入れてみるとよいかもしれません。
仕事一辺倒のビジネスマンなら、
森林浴やトレッキング、サイクリングなどの
アウトドア・スポーツを取り入れてみる。
カラオケの苦手な人は、あえてカラオケに通ってみる……。
要するに、「二重人格的な生活」「今までの自分とは、正反対の生活」
をしてみるのです。
「人格が病気をつくっている」のだとしたら、
自分が今まで否定してきた人格や、対局に位置する人格を演じてみる。
そうすると、病気にかかりにくくなるかもしれません。
ずっと休むことなく増殖を続けていたガン細胞が、
週に1時間でもその歩みを止める、ということになれば、
すごいことだと思いませんか。
3 今日の金言 小林 正観(こばやし せいかん)
正観さんの言うとおり、口から出てくる言葉によって、
病気がちか、健康であるかわかるかもしれない
どうしても年齢を重ねてくると、明るい言葉が出てきぬくなります。
ありがとうや感謝の言葉を多く使うようにして、
「心が健康である」よう心がけたいと思います。
出典 『ありがとうの神様』 A God in the Magic Word “Arigato” 小林 正観(こばやし せいかん) 発行所 ダイヤモンド社 画像はYahoo検索から