42 廃藩置県

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廃藩置県をわかりやすく解説します。

1 藩から県へ(体制の改革)

1869年 版籍奉還(はんせきほうかん)= 藩主が領地)と領民)を天皇に返した。
   → 藩の政治は、旧藩主がそのまま知藩事として担当した。
1871年 廃藩置県(はいはんちけん)止していた。
   → 政府が県令(後の知事)を、中央から派遣して治めさせた。
   ⇒ 政府が地方を直接治める中央集権国家になった。
政府では、倒幕の中心だった、摩・州・佐・(佐賀県)の4藩出身者や少数の公家が実権をにぎった。

2 身分制度の改革

天皇の下に国民を一つにまとめようと、皇族以外はすべて平等であるとした。
また、居住・移転や職業選択、商業の自由を認めた。
平民も名字を名乗り、華族や士族と結婚することが認められた。
  • 天皇の一族 = 皇族(こうぞく
  • 大名や公家 = 華族(かぞく)
  • 武士    = 士族(しぞく)
  • 百姓・町人 = 平民(へいみん)
1871年 「解放令(かいほうれい)」、「賤称(せんしょう)廃止令」が出された。
   → 不当な差別を受けてきた人々も平民となった。

さあ、基礎・基本の用語をしっかり覚えましょう。

基礎・基本の用語

〇 版籍奉還(はんせきほうかん)- 1869年 藩が領地と領民を朝廷に返上した

〇 廃藩置県(はいはんちけん)- 1871年 止していた 

〇 県令(けんれい)- 後の知事 東京・大阪・京都の3府には府知事

〇 皇族・華族・士族・平民(こうぞく・かぞく・しぞく・へいみん)- 皇族以外はすべて平等 

〇 解放令(かいほうれい)- 不当な差別を受けてきた人々も平民とするとした法令

👉新しい身分制度によって、平民にも名字の使用が認められた。2022年全国名字ランキングで最も多いのは佐藤さんです。2位から5位名字下から選びなさい。
1位 佐藤さん 2位(  ) 3位(  ) 4位(  ) 5位(  )

 A 高橋  B 伊藤  C 田中  D 鈴木

答えは最後に

 ふり返り

◇ に当てはまる言葉を答えなさい。

1 藩から県へ(体制の改革)
1869年 (①)= 藩主が領地)と領民)を天皇に返した。藩は存続した。
1871年 (②)止していた。
   → 政府が(③)(後の知事)を、中央から派遣して治めさせた。
2 身分制度の改革
  • 天皇の一族 = 皇族(こうぞく)
  • 大名や公家 = 華族(かぞく)
  • 武士    = (④)
  • 百姓・町人 = 平民(へいみん)
1871年 「(⑤)」、「賤称(せんしょう)廃止令」が出された。
   → 不当な差別を受けてきた人々も平民となった。

💮 答え

① 版籍奉還(はんせきほうかん)

② 廃藩置県(はいはんちけん)

③ 県令(けんれい)

 士族(しぞく)

 解放令(かいほうれい)
👉新しい身分制度によって、平民にも名字の使用が認められた。2022年全国名字ランキングで最も多いのは佐藤さんです。2位から5位名字下から選びなさい。
1位 佐藤さん 2位(  ) 3位(  ) 4位(  ) 5位(  )

 A 高橋  B 伊藤  C 田中  D 鈴木

答え 1位佐藤さん 2位鈴木さん 3位高橋さん 4位田中さん 5位伊藤さん

※ 2022全国名字ランキング発表から作成

明治4年(1871)廃藩置県は、全国3府302県がまず置かれ、同年末までに3府72県になりました。これで基礎学力バッチリです。

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