🌸 15分集中して身近な生活の場面について考えてみましょう!
企業のしくみをわかりやすく解説します。
目次
1 企業とは
企業とは、利益を得ることを目的として経済活動を行う組織のことです。
企業の多くは、民間の人が出資・経営しており、このように民間が出資・経営している企業のことを私企業といいます。
国または地方公共団体が、資金を出して経営している企業のことを、公企業といいます。公共の利益を目的として、設立されています。
2 株式会社のしくみ
私企業の中で最も代表的なものは、株式会社です。
会社設立の際に必要な資金のことを資本(元手)といいます。
株式会社とは、
- 必要とする資金を多数の株式に分ける。
- 大ぜいの人から資金を集める。- 出資者(株主)
- 株主は、株主総会に出席できる権利を持っている。
- 持ち株数に応じて会社の利益の分配(配当)を受ける。
- 会社が倒産しても、株主は出資額を失うだけで、それ以上の責任は負わない。
- (上場した)会社の株式は、証券取引所によって売買される。
出典:画像 国内パビリオン EXPO 2025 大阪万博 パナソニックグループパビリオン
3 企業の社会的責任
企業の社会的責任とは、企業が社会や環境と共存し、持続可能な成長を図るため、その活動の影響について責任をとる企業行動であり、企業を取り巻く様々なステークホルダー(企業のあらゆる利害関係者)からの信頼を得るための企業のあり方を指します。(経済産業省 CSR(企業の社会的責任)について)
企業の社会的責任(CSR)の具体的内容には、
- 法を守ってよりよい商品やサービスを生産すること
- 収益を上げて、雇用を守り、税金を納め、株主に配当を行うこと
さらに、社会の一員として、
- 消費者の保護や環境によい商品の開発
- 地域文化や環境への貢献
- 障がいのある人の雇用
さあ、基礎・基本の用語をしっかり覚えましょう。
◎ 基礎・基本の用語
〇 企業(きぎょう)- 利益を得ることを目的
〇 株式会社(かぶしきがいしゃ)- 私企業の中で最も代表的なもの
〇 資本(しほん)- 会社設立の際に必要な資金のこと
〇 株式(かぶしき)- 必要とする多額の資金を少額に分けたもの
〇 企業の社会的責任 - CSR(Corporate Social Responsibility)
A 300万円未満 B 300万~500万円未満 C 500万~1,000万円未満 D 1,000万~3,000万円未満
☆ ふり返り
◇ ①~⑤に当てはまる言葉を答えなさい。
1 (①)とは、利益を得ることを目的として経済活動を行う組織のことです。
2 私(①)の中で最も代表的なものは、(②)です。
3 会社設立の際に必要な資金のことを(③)(元手)といいます。
4 (②)は、必要とする資金を多数の(④)に分けます。
5 企業は利潤の追求だけではなく 雇用の確保や人々の生活を安定させる役割も求められています。 これを 企業の(⑤)といいます。
💮 答え
① 企業(きぎょう)
② 株式会社(かぶしきがいしゃ)
③ 資本(しほん)
④ 株式(かぶしき)
⑤ 企業の社会的責任
A 300万円未満 B 300万~500万円未満 C 500万~1,000万円未満 D 1,000万~3,000万円未満
答え B 300万~500万円未満
これで基礎学力バッチリです。