
目次
1 今日のパワーメンターと著書

今日は、オザビエル(私)が、
クレディセゾン社長
林野宏(りんの ひろし)さんの著書
『誰も教えてくれなかった 運とツキの法則』から学んだ
空極の運とツキをつかむ
「パワーフレーズ」をお届けします。
2 「絶対に勝つんだ」という気迫をみなぎらせる

勝負の分かれ目は、運とツキがどちらにあるかで決まります。
運とツキを引き寄せたほうが勝ち、手放したほうが負ける。
たったひとつの判断で、運とツキは簡単に移ってしまうのですから、
一つひとつのプレーを大事にして、
自分を信じて、運とツキを呼び込み、
逃さないようにしなければなりません。
では、どんなときに運とツキが変わるのか。
多くはミスがあったときです。
麻雀で、いい手がきたのに上がれなかった、
振り込んではいけない局面で振り込んでしまった。
間違いなく運とツキは逃げていきます。
そんなとき、90%以上の確率で負けるというのが、私の実感です。
つまり、自分に運とツキがきているのに、
それを逃すと運とツキは逃げ、
相手がミスをすると自分に戻ってくると言えます。
差が広がって挽回不可能とならないうちに、
手を打たなければなりません。
そこで再び、運とツキを取り戻すためには、
「絶対に勝つんだ」という気迫をみなぎらせることです。
3 勝てると思い込んでいる人は違う

相手に傾きかかった流れを引き戻す迫力は、
「勝ちたい」という漠然とした思いではなく、
「勝てる」という強い思い込みでしか、もたらされません。
実は、この両者にはツキとスッポンほどの違いがあるのです。
勝ちたいと思っているだけの人は、
ちょっとした難題ですぐにあきらめてしまう。
「もうダメだ」とか、
「これだけ頑張ったのだから、もう負けても仕方がない」
と思ってしまうのです。
でも、勝てると思い込んでいる人は違います。
根拠などなくてもいいのです。
運とツキの流れを見て、勝てると判断した。
だから俺は勝てるのだ。
そう思っている人間は、どんな困難にもぶつかっていけるのです。
そして、100%の力を発揮して、難局を乗り越え、
苦しさを逆にエネルギーに変えてしまうのです。
ワクワク、生き生きしているから、より一層の努力ができる。
だから、より強い運とツキがついてくる。
「勝負の分かれ目」という言葉を聞いたことがあるでしょう。
スポーツなら、あるプレーを境に勝負の行方が決まった、という瞬間です。
そういうとき、選手はノリにノっています。
自分は、今日はツイていると本能的に感じている。
だから、積極的に攻撃するし、防御もできる。
普段できないような素晴らしいプレーまでも、できてしまったりするのです。
4 オザビエルの願い

6月3日に死去された長嶋茂雄監督は、
1994年に巨人と中日が同率首位で迎えたリーグ最終戦、
いわゆる「10・8決戦」を「国民的行事」と表現し、
試合前のミーティングでは「勝つ、勝つ、勝つ」と選手を鼓舞しました。そして、試合は巨人が6-3で勝ち、セ・リーグ優勝を決めました。
「絶対に勝つんだ」という長嶋茂雄監督の気迫が、
巨人の選手たちに、運とツキを呼び込んだと思います。
巨人の選手たちは、100%の力を発揮して、
勝った方が優勝という大一番を制しました。
広く愛された『ミスタープロ野球』、長嶋茂雄さん。
その生きざまと「勝つ、勝つ、勝つ」は、人々の心に残り続けます。
出典 『誰も教えてくれなかった 運とツキの法則』 林野宏(りんの ひろし) 発行所 致知出版社 画像はヤフー検索から