今日は、オザビエル(私)が、
心理研究家
小林 正観(こばやし せいかん)さんの
『「人生を楽しむ」ための30法則』から学んだ
実践していきたい
「幸齢者mind」をお届けします。
目次
1 お花畑から川岸まで来たときに
自分の意志で死後の世界を旅して、
帰ってきた人の話を聞いたことがあります。
部屋に鍵をかけて、
電話などの外の情報も全て遮断するのだそうです。
そのようにして、
自らの意志で肉体を離れて、
あの世を見てきたという、
そのときの話です。
その人は林を抜けて、お花畑から川岸まで来たときに、
そこから下流に行ってみたといいます。
すると、お花畑の上空は真っ青な美しい空で、
太陽が輝いていたのが、
だんだんと暗くなっていったというのです。
その先は黒いもやに包まれたような状態で、
大変寂しいところでした。
そろそろ帰ろうかと思ったときに、
暗い闇の中に1つ古びたビルがあったそうです。
そこには男性が1人いて、
階段を昇っては下を見下ろして、
飛び降りるということを繰り返していました。
その彼が小さな声でつぶやいたのが、
はっきりと聞き取れたそうです。
「これを何回繰り返したら、死ぬことができるのだろうか」
2 周りから愛されていたら
この話を聞いて私は、たった1人でいることの、
孤独の寂しさを思いました。
この世の中でいちばん辛いのは、
社会を恨んで、人を憎んで、誰にも心を許せず、
人を信用したり好きになることもなく、亡くなること。
それを孤独地獄といいます。
ですから、孤独地獄の中で自らの命を絶つことは、おすすめしません。
それならば、出会う全ての人に好かれて、
愛される状況を作ってから考えたほうがいいかもしれません。
たぶん、そのときには死にたいとは思わなくなっているでしょう。
周りの人から愛されていたら、どれほど楽しくて幸せか、
ということがわかってしまうからです。
3 今日の金言 小林 正観さん
その人たちの家族だけでなく、職場でも、たまたま隣り合えた人でも構わない。
初対面であっても、本当に優しい目で人を見ることのできる人と
出会うことができたなら、それでいいのです。
本当の幸せは、自己達成することではなく、人の間で生きていて、
その人たちが皆温かくて、愛情に満ちている、
そういう人たちに囲まれていることです。
まだまだたくさん楽しんで、
何歳になっても「今が一番幸せ!」と言えるよう、
心も体も養生して、少しずつ少しずつ前進しながら、
生きていきたい思っています。
出典 『「人生を楽しむ」ための30法則』 小林 正観(こばやし せいかん) 発行所 講談社 画像はヤフー検索から