359 天風先生の教えは、ガンを克服する力がある

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「禅禅禅座」の写真[モデル:河村友歌]

1 今日のパワーメンターと著書

今日は、オザビエル(私)が、

山王総合経営研究所所長

清水榮一(しみず えいいち)さんの著書

中村天風 もっと強くなれ、必ずそうなれる!』から学んだ

仕事にも人生にも大いなる奇跡を引き起こす

パワーフレーズ」をお届けします。

 心身統一法で大病を克服した

中村天風 もっと強くなれ、必ずそうなれる!―実践!数々の奇跡を生んだ「心身統一」法の力!

経営者の大きな条件の一つが健康であることに、

反論する人はいないだろう。

病弱な体では、人を引っ張っていくことができない。

松下幸之助さんも生来、体が弱かったと言うが、

それを克服して長寿をまっとうしている。

経営者は、自分の健康をコントロールできなければならないのである。

 

生まれつきということもあるし、

健康ばかりは、人の及ばぬところもあると考える人もいるかもしれない。

しかし、天風先生はこういう考えを真っ向からていする。

自分自身が不治ふじやまいを克服して92歳まで生きたのだから、説得力がある。

 

天風先生は、こういう病気にはこういうことをしろ、というような病気の治療法教えたわけではない。

しかし、心身統一法しんしんとういつほうは間違いなく病気を克服こくふくする力がある。

 

私は、心身統一法で大病を克服した人を何人も目にしている。

だから多少のことでは驚かないが、

ある会社の会長にはさすがに驚かされた。

 

この会長、医者に肺ガンを宣告された。

進行しずぎていて、手術しても意味がない。

余命3か月だという。

本人も家族もあわてたが、

医者が見放したものを、素人しろうとが治せるわけがない。

家族はあきらめた。

 

しかし、本人はあきらめない。

何十年も夢中になって仕事をしてきて、会社を大きくした。

会長になったが、まだ第一線から退しりぞくつもりはない。

やりたいことはいっぱいある。

社会の役に立ちたい。

余命3か月などとんでもないというわけである。

 

何か方法はあるはずだと、

人脈を駆使くしして、いろいろな方面の人に相談した。

そんなとき、ある人が、天風先生を紹介した。

会長は、先生と会って一度で信用した。

あんなりんとした素晴らしい声の持ち主なら、本物だと思った」。

それが、後で語った理由である。

 

医者に見放され、すがるものとてない。

どうせなら、自分が信じた天風先生の教えにすがっていこう。

そう考えて、この会長は徹底して心身統一法を実行した。

特に力を入れたのが、あんじょう打坐だざである。

 

安定打坐法は、いわゆる瞑想法めいそうほうである。

瞑想とかぜんが、精神的な安定を得るのに効果があることは、

科学的に証明されている。

しかし、安定打坐法が普通の瞑想と少し違うといっても、

しょせん瞑想である。

 

今さら、そんなものにすがってどうなるものか。

家族はそう思ったらしいが、

あまりの徹底ぶりに口も出せず、あきれ果てて見守ることにした。

 

会長は、天風先生の教えを丸ごと受け入れ実践した。

安定打坐法を徹底し、暗示をかけ、毎日を笑顔で過ごした。

仕事にも、積極的に取り組んだ。

ガンと宣告される以前よりも、働いているようにさえ見えた。

正直親切愉快にという天風先生の教えを守り、

いきいき、颯爽さっそうとしていた。

これでは怒る必要がない。

何かを心配したり、悲しむ必要もない。

そして8か月たったときに、病院に行って診てもらったら、

何とガンは完全になくなっていた。

これが医者の言う自然治癒ちゆ自然寛解かんかい、あるいは例外的治癒であろうか

「心を無に、座禅で精神統一する女性」の写真[モデル:河村友歌]

 寿命がある限り、人は死なないようにできている

中村天風 もっと強くなれ、必ずそうなれる!―実践!数々の奇跡を生んだ「心身統一」法の力!

天風先生は、人間の命は宇宙エネルギーと結びついているから強いのだと言った。

われわれ人間は、信念勇気を持って生きていけば何でもできるのだと。

もちろんこの言葉を信じて、信念勇気を持つだけでもいい。

しかし、天風先生宇宙エネルギーを体に受ける方法を具体的に示した。

安定打坐法がその1つである。

 

安定打坐法は、1つの瞑想であると前述した。

しかし、アメリカのサイコ・オリエントロジーの創建者である、

※ ホセ・シルバ博士が、こんなを発表している。

シルバ・メソッドで有名、関係書に『強く願えば奇跡は起こる!』)

 

 瞑想すると脳からアルファ波が出る。

このアルファ波は、10ヘルツのとき、最も機能性が高まる。

一方、大気の上層にある電離層の平均的な電磁波10ヘルツ

瞑想状態になると、電離層と同調するのではないかというのが、

シルバ博士の仮説である。

 

これを天風先生流に言えば、

宇宙エネルギー生命エネルギーが同調するのは、

10ヘルツということになる。

あくまでも仮説だが、非常に説得力のあるものではないだろうか。

 

宇宙エネルギーじゅうまんすると、

ホルモンの分泌や自律神経、内臓のさまざまな働きが活発になる。

エネルギーが健全化して病気も治るのではないかと推察されるのである。

ともあれ、心身統一法で病気を治したという例はよく聞くことである。

花粉症が2か月で治ったとか、

いわゆる現代病の治癒例など枚挙まいきょにいとまがない。

もちろん心身統一法が、すべての病気を治せるということではない。

身の病は、体の故障だから治療が必要である。

天風先生は言う。

死ぬやまいは、一生に1度しかない。病のたびに心まで病ますまい」と。

寿命のある限り、本来、人は死なないようにできているはずだ。

だから生きている間、健全な心身を保持することが大切と説くのである。

 

このエネルギーは、体を治すだけのものではない。

私の場合は、売り方が下手でと悩む営業マンにも、心身統一法を教える。

私自身が、多くの成功体験を持っているからだ。

 

これは、経営者には絶対に必要なエネルギーである。

特にこういう激変のビジネス時代には必要だ。

変化とは、従来のノウハウが通用しなくなることを意味する。

つまり、新しいノウハウを創造していかなければならないということだ。

 

だから、経営者はどんな変化に対しても積極的でなければならない。

変化についていけないと泣き言を言うようになったら、失格なのである。

だからこそ、経営者には、普通の人以上にエネルギーが必要となる。

 

石川島播磨重工、東芝の社長として、辣腕らつわんを振るい経団連会長として活躍した土光敏夫氏は、こう言っている。

部下は上司の後ろ姿で学ぶ。上司が真剣に仕事に打ち込むことが最上の教育になる」。

最高のリーダーシップは、信念を持って仕事に打ち込む力強い男の背中だということである。

 

天風先生はそのパワーは、人間が本来持っているものだと説いた。

そして、本来持っているエネルギーを引き出すための具体的方法、考え方を示した。

急変化する時代だからこそ、人間本来の命を活かす力強い天風哲学が必要なのである。

4 オザビエルの願い

今日の学びは、

 

  • 心身統一法は、間違いなく病気を克服する力がある。
  • 最高のリーダーシップは、信念を持って仕事に打ち込む力強い男の背中である。

医者にガンを宣告されたら、さらに余命3か月と言われたら、

あきらめてしまうと思います。

どうか、心の準備をしておいて、

人間本来の命を活かす力強い心身統一法を、実践してみましょう

大切な命を失ってはダメです。

出典 『中村天風 もっと強くなれ、必ずそうなれる!』 清水 榮一(しみず えいいち) 発行所 三笠書房 画像はヤフー検索から

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