348  『ハーバードの人生を変える授業』「パートナーシップを築く」

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新郎新婦の2人の手で作ったハートの写真

1 今日のパワーメンターと著書

今日は、オザビエル(私)が、

ハーバード大学で教育を受け、

組織行動論で心理学の博士号を取得した心理学者

タル・ベン・シャハーさんの著書

ハーバードの人生を変える授業』から学んだ

世界最高学府の学生たちを最も熱狂させた

授業」をお届けします。

2 いざこざは避けられないもの

ハーバードの人生を変える授業

カップルは、つき合いの初めの時期や、ハネムーン、新婚時代など、

関係が始まったころには、争いごとはあまりありません。

しかし、つき合いが長くなればなるほど、

ふたりの間に軋轢あつれきが生まれます。

 

たいていの人は、軋轢があるのは、

ふたりの関係そのものに問題があるからだと解釈します。

いざこざのない完全な調和

それこそが私たちみなが追い求めなければならない

当たり前の姿だと思い込んでいます。

 

しかし実際には、いざこざは避けられないものであるだけでなく、

長期にわたる良好な関係にとって非常に重要なものです

 

それはワクチンのようなものと言えます。

私たちは、極限まで弱めた病原菌を体の中に入れ、

悪性の症状に対処する抗体をつくりあげることによって、

病気に対する免疫をつくります。

同じように、ちいさな争いはふたりの関係を維持する能力を高め、

やがて関係が行き詰まったときにも、何とか対処できるような免疫力をつけてくれるものです。

3 ポジティブなことは、ネガティブなことより多くなくてはならない

ハーバードの人生を変える授業

長年にわたり、成功したカップルと失敗したカップルの関係について、

調査研究をしてきた心理学者ジョン・ゴットマンは、

長期にわたって良好な関係にあるカップルは、

ポジティブな関わりとネガティブな関わりの比がであると指摘しています。

 

怒りや批判や敵意を表すといった行為の割合だとしたら、

互いに親切にする、共感を表す、関心や愛情を示すといった行為の割合だというのです。

 

この研究の重要なポイントは2つです

1つはネガティブな関わりも重要だということ、

2つ目はポジティブなことは、ネガティブなことより多くなくてはならないということです

 

カップルの関係に衝突がないとしたら、

それは、ふたりがお互いに重要な問題や相違に、

向き合っていないということです。

誰もが人として、またはカップルとして完璧かんぺきではありません。

しょうとつがないということは、挑戦を避けているということです。

そこから学ぼうとせず、

お互いにたいしないようにしているだけなのです。

 

このように衝突は必要なものですが、

それと同時に冷たさや怒りが、思いやりや愛情より多くなってしまうと、

その関係は明らかに不健康なものとなってしまいます。

赤いプレゼント用のギフトボックスの写真

4 あなたパートナーに対して、非難の言葉より、ほめ言葉をたくさん伝えていますか。パートナーに対してもっと前向きのメッセージを送り、一緒にいることを楽しめるような行動をとれば、どんないいことがあると思いますか。(Think

ハーバードの人生を変える授業

プレゼントをするAction

 

ゴットマンはカップルに対して、

「互いに相手から尊敬されようとか、受け入れてもらおうとするより、

ふたりの関係のいいところを強めるべきだ」

とアドバイスしています。

いいところを強めるとというのは、

大きな変化を必要とするものではありません。

 

アッカーマン家族療法研究所のピーター・フランケルは、

60秒でできるちょっとした幸せのプレゼント」を提案しています。

カップルの関係を長続きさせるためには、

特別な行事や高価なプレゼントに頼るのではなく、

お互いに毎日最低3つの「ちょっとした幸せのプレゼント」をすればいいというのです。

 

情熱的なキス、クスッと笑えるような思いやりのある電子メール、

「愛してる」のひと言。

それらは、愛情を育むのに役立ちます。

心のこもったほめ言葉も、もちろん大切です。

 

ぜひ、

この「ちょっとした幸せのプレゼント」のリストを作ってみてください。

そしてこれから1週間、毎日、そのうちの少なくとも3つをパートナーに届けるようにしましょう。

毎日違ったものでも同じものでも構いませんが、

まずは1週間分を書き出してみてください。

5 オザビエルの願い

今日の学びは、

 

  • カップルのいざこざは避けられないものであるだけでなく、長期にわたる良好な関係にとって非常に重要なもの。
  • 長期にわたって良好な関係にあるカップルは、ポジティブな関わり(互いに親切にする、共感を表す、関心や愛情を示すといった行為)とネガティブな関わり(怒りや批判や敵意を表すといった行為)の比がである。
  • カップルの関係を長続きさせるためには、お互いに毎日最低3つの「ちょっとした幸せのプレゼント」をすればいい。

 

オザビエル(私)たちも、45年以上一緒にいますが、改めて、

パートナーに対して、非難の言葉より、ほめ言葉をたくさん伝えること」が大切であると教えていただきました。

これからも、毎日、感謝の気持ちを伝えたいと思います。

出典 ハーバードの人生を変える授業 筆者 タル・ベン・シャハー 訳者 成瀬 まゆみ 発行所 大和書房 画像はYahoo検索から

 

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