
目次
1 今日のパワーメンターと著書

今日は、オザビエル(私)が、
世界一の億万長者ビル・ゲイツの実父、
ビル&メリンダ・ゲイツ財団共同会長
ビル・ゲイツ・シニアさんと
メアリー・アン・マッキンさんの著書
『人生で大切にすること』から学んだ
生きる上で大切にしてきた
「パワーフレーズ」をお届けします。
2 必ず他者と協力し、協調している

地球上で暮らす人であれば、たとえどんな暮らしをしていても、
必ず他者と協力し、協調している。
あなたも私も、それを説得力をもって語ったのは、
今は亡きルイス・トーマス博士である。
博士は、科学者であり作家であり、
そしてストーン・ケタリング記念ガンセンターの所長を務めた人物だ。
人は互いに協調しない限り、生きてゆくことも成長することもできないという博士の考えに、私は心から同意する。
世界の様々な場所で、人と人が協調して多様なパワーを生み出している。
それを実際に見て、畏敬の念を抱かずにはいられなかった。
著名な文化人類学者マーガレット・ミードも、
おそらく同じような経験をしたに違いない。
だからこそ、崇高な目的のために貢献し、活動する人々の心に響く、
次の言葉を残したのだろう。
「思慮深く、熱心に取り組む市民によって、必ず世界は変えられる。
現に、これまでそれ以外の方法で、世界を変えた例はない」
3 何事も、積極的に行動するところから始まる

そしてまた、一人ひとりが積極的に行動するところからすべてが始まる、
と私は信じている。
配偶者、親、家族の一員、友人、市民、という役割を果たす上でも、
一人の人間としても。
私が尊敬する友人は、すばらしい男性と結婚したが、
彼は悲惨な病気のために若くしてこの世を去った。
一人になって初めて迎えたクリスマスに、
彼女は友人に当てて便りを送った。
盛りだくさんな話題と前向きな内容とともに、
簡潔な言葉で、元気にやっていると近況が添えられていた。
便りの最後には、彼女が刺激を受け、力を与えられたという、
レイチェル・ナオミ・リーメン博士の『失われた物語を求めて』の一部が引用されていた。
それはそのまま、私の思いと重なる。
人生は、最高の教師である。
人生が与えてくれる深い教えは、
科学的な研究を通して解明するものではなく、
たいていは、経験を通じて初めて気づくものである。
私たちは皆、ある目的を果たすためにここにいる。
人格を磨いて愛を学ぶことだ。
それは敗北と勝利を通じて、所有することとしないことを通じて、
成功と失敗を通じて実現できる。
私たちにできるのは、ひたすら心を開いて現場に臨むことだけ……。
今の状態をすべてととらえるのではなく、
ここからどういう行動を起こすか。
それが、目的へと近づく道に違いない。
現場に立たない者には、何も手に入れることはできない。
おそらく、ここにすべてが言い尽くされている。
何事も、積極的に行動するところから始まる。
4 オザビエルの願い

今日の学びは、
ビル・ゲイツの実父が、生きる上で大切にしてきたことは、
- 地球上で暮らす人であれば、必ず他者と協力し、協調している。
- そしてまた、何事も、積極的に行動するところから始まる。
私たちは、人格を磨いて愛を学び、
他者と協力、協調し、何事も積極的に行動していけば、
様々な課題を解決して、世界を救うことができます。
出典 『人生で大切にすること』 ビル・ゲイツ・シニア、メアリー・アン・マッキン (訳者 小川敏子) 発行所 日本経済新聞出版社 画像はヤフー検索から