
出典 画像 松下政経塾
目次
1 今日のパワーメンターと著書

今日は、オザビエル(私)が、
パナソニック(旧松下電器産業)グループ創業者、
PHP研究所創設者
松下幸之助(まつした こうのすけ)さんの述書
『リーダーになる人に知っておいてほしいこと』から学んだ
人間として成長し成功する
「パワーフレーズ」をお届けします。
2 「塾訓を君、百ぺん毎日唱えや」 塾長 佐野尚見

松下幸之助塾主は、塾に集まったリーダーの卵たちに、
成功の要諦として、こんなことを言っています。
塾是と塾訓の教えというものは、みなわかってるな。
内容について、みな自問自答してるか、時々。
これが100%実行できたら、それでもうその人は大したもんやと思うな。
こういうことを克明に見つめて、頭の中にたたき込んで、
それが身についてしまうということになったらええな。
(1981年4月8日)
そして、
「これ(塾訓)を君、100ぺん毎日唱えや。それで、一息たったらわかる」
と言っていました。
100ぺん唱える。
そして一息たったら、わかる。
こう言い切るのは、
普段から思い願い、それを実践し続けることで、
ある日突然のように気づきがあり、また運を引き寄せる
ということを感得していたからでしょう。
こうした思いは、初期の塾生には、じかに繰り返し伝えられました。
出典 画像 松下政経塾
3 当塾の塾是・塾訓を徹底的に身につける 塾長 佐野尚見

人間としての成長を期して、
練り上げられた当塾の塾是・塾訓を、
徹底して身につけるよう言い続けたのです。
よって、当塾では、
塾是(じゅくぜ)=(塾の方針)=
「真に国家と国民を愛し、新しい人間観に基づく政治・経営の理念を探求し、人類の繁栄幸福と世界の平和に貢献しよう」、
そして塾訓・五誓を、毎朝唱和しております。
(塾訓と五誓は次の4頁をご参照ください)
世間に認め続けられる会社の多くには経営理念というものがあります。
人間でいう「志」のようなものでしょう。
これを常に忘れず、常に自問自答し、身につけて、
100%実行できるように精進する。
このことなくして、真のリーダーの育成はできないと考えていたのでしょう。
4 松下政経塾の塾訓と五誓 塾長 佐野尚見

塾訓
素直な心で衆知を集め
自業自得で事の本質を究め
日に新たな生成発展の
道を求めよう
五誓
一、素志貫徹の事
常に志を抱きつつ懸命に為すべきことを為すならば、
いかなる困難に出会うとも道は必ず開けてくる。
成功の要諦は、成功するまで続けることにある。
一、自主自立の事
他を頼り、人をあてにしていては事は進まない。
自らの力で、自らの足で歩いてこそ他の共鳴も得られ、
知恵も力も集まって良き成果がもたらされる。
一、万事研修の事
見るもの聞くことすべてに学び、
一切の体験を研修と受け止めて勤しむところに真の向上がある。
心して見れば、万物ことごとく我が師となる。
一、先駆開拓の事
既成にとらわれず、たえず創造し開拓していく姿に、
日本と世界の未来がある。
時代に先駆けて進む者こそ、
新たな歴史の扉を開くものである。
一、感謝協力の事
いかなる人材が集うとも、
和がなければ、成果は得られない。
常に感謝の心を抱いて互いに協力しあってこそ、
信頼が培われ、
真の発展も生まれてくる。
5 オザビエルの願い

松下幸之助塾主のリーダーの条件とは、
素志貫徹の事、自主自立の事、万事研修の事、先駆開拓の事、感謝協力の事。
松下政経塾の「五誓」と言われるこれらの言葉に、
松下幸之助塾主のリーダーシップ論は集約されていると言われます。
身につけたいと思う事柄を、毎日唱えてみましょう。
普段から思い願い、それを実践し続けることで、
ある日突然のように気づきがあり、また運を引き寄せる
とあります。
人類の繁栄幸福と世界の平和に貢献されることを願っています。
出典 『リーダーになる人に知っておいてほしいこと』 松下幸之助(まつした こうのすけ)述書 松下政経塾(まつしたせいけいじゅく)編者 発行所 PHP研究所 画像はヤフー検索から