今日は、オザビエル(私)が、
心学研究家
小林 正観(こばやし せいかん)さんの
『「人生を楽しむ」ための30法則』から学んだ
実践していきたい
「幸齢者mind」をお届けします。
目次
1 息を吹き返した人
あの世の話については「臨死体験」が一般的に知られています。
私自身、40年研究する中で、
一度心臓が止まってから、また動き出したという体験をした人に、
200人ほどお会いしてきました。
その結果として、
どういう状況のときに、心臓がもう一度動き出すか、
ということが、だいたいわかってきました。
心臓が止まったとき、
本人の意識は、どこか林の中を歩いているそうです。
林を抜けると、急にきれいなお花畑が広がるのだとか。
そのお花畑の50mから100mほど先に、川があるそうです。
いわゆる三途の川でしょうか。
その川に向かってお花畑の中を歩き、川に到達する前に、
最愛の家族の叫ぶ「死なないで!」という声が聞こえた。
そして、「ああ、あの家族のためにもう一度戻りたい」と
痛切に本人が思ったときだけ、生き返ってくるというのです。
私がお会いした200人のうちの約9割の人は、
「最愛の孫に呼ばれた」ということでした。
または、新婚3か月までの若夫婦で、結婚相手に呼ばれた、
という場合もありましたが、何十年も連れ添った夫婦の例は、
今のところまだ聞いたことがありません。
この話を講演会でしたところ、その後の二次会で
50代半ばの男性が立ち上がって、こう言いました。
「もし自分が、お花畑を歩いているときに、
妻の『 返ってきて!』という声が聞こえたら、
俺なんか、足を速めてしまう」
会場は、大爆笑でした。
2 愛情だけで接してくれた人たち
実は、この話には続きがあります。
お花畑を川に向かって歩いていると、
川の向こうに何人か、自分の知り合いがいるのだそうです。
人によって、それが6人から15人のいずれかですが、
とてもにこやかな笑顔で立っているとか。
その人たちは自分の人生の中で、一度も怒ったりしたことがなく、
ただ愛情だけで接してくれた人だといいます。
生まれてから今まで
「あなたが大好きで、可愛くて仕方がない」
というふうに接してくれた人が、
私たちの人生には、最低でも6人はいるようなのです。
その人たちが先に亡くなっている場合は、川の向こう側にいて、
優しく微笑んでいるそうです。
川の幅は、人によって10mにも100mにも思えるのですが、
向こう岸にいる姿は、はっきり見えるといいます。
その人たちの顔を見ると、
懐かしくて、嬉しくて、幸せで、涙が止まらないそうです。
3 今日の金言 小林 正観さん
「あなたが可愛くて仕方がない」と
接してくれた人が、私たちの人生には必ずいる。
何があっても、両親は、
自分に最大の愛情を注いでくれました。
私も、もうその機会は限られてきているので、
出来る限りのことはしたいと思っています。
出典 『「人生を楽しむ」ための30法則』 小林 正観(こばやし せいかん) 発行所 講談社 画像はヤフー検索から