319 逆境のとき私を救った師のひと言

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蓮は蜂巣の略名(中央部分の種子の穴)の写真

1 今日のパワーメンターと著書

今日は、オザビエル(私)が、

京セラ・第二電電(現・KDDI)創業者 

稲盛 和夫(いなもり かずお)さんの著書

六つの精進 』から学んだ

すばらしい人生を実現するための

パワーフレーズ」をお届けします。

2 円福寺の西片擔雪ご老師のひと言

六つの精進[DVD付き] すばらしい人生を実現するために

私がいてもたってもいられないぐらいに心を痛めたときに、頼ったのが、臨済りんざいみょうしん寺派円福えんぷく寺の西片擔雪にしかたたんせつ(1922年~2006年)ろうでした。

 

ご老師のもとを訪れた私は、ご老師のたてた抹茶まっちゃをいただきながら、

実はこういうことで悩んでいます」と相談しました。

 

するとご老師は、

稲盛さん、そういう苦労するのも生きているからですよ。

死んでしまえば、そんな苦労はしません。

生きていればこそ、苦労するのですから、

それはよいことではありませんか

と言われます。

 

確かに生きているから苦労するのですし、

尊敬するご老師にそう言われて、

そういうものかな」と思いながら、

どこかに落ちない顔になっていたのだと思います。

 

そんな私に対して、続けてご老師はこうおっしゃいました。

 

稲盛さん、あなたが過去に、

どのようなつみけがれを積んだのかは知らないが、

積んだごうは災難という姿になって、この現象界に現れます。

ひどい目にあったということは、

あなたが過去につくった罪、穢れ、

つまりが結果として出てきたということで、

そのときには消え去っていくのです

 

それがあなたの命をうばうようなものであれば、

それで一巻いっかんの終わりとなるけれども、

稲盛さん、あなたは元気にしていらっしゃるではありませんか。

京セラもまだ立派に隆々りゅうりゅうと栄えている。

人口ひざ関節の問題で囂々ごうごうたる非難を浴び、

あなたは身の置き場がないくらいに悩んでいますが、

その程度のことですんでいます。

そのくらいのことで過去の罪、穢れが消えるのだから、

稲盛さん、赤飯せきはんを炊いて、さかりをしておいわいをせないけません

 

はじめは、私がこれほど悩み苦しんでいるのに、

なんとひどいことをおっしゃるものだと思いました。

しかし家に帰ったあと、ご老師の言葉に救われる思いがしました。

そのくらいのことで私の罪、穢れ、が消えるのであれば、

甘んじて世間の非難を受けようと思ったのです。

これは自分の身を清めるために必要なざんなのだと

心で受け止めた瞬間から、

身も心も晴れ晴れとしていきました。

 

SUNSUN向日葵の写真

3 そのくらいのことで過去の罪、穢れ、が消える

六つの精進[DVD付き] すばらしい人生を実現するために

災難にあったとき、

それは自分が過去に犯した罪、穢れ、つまりカルマが、

結果となって出てきたのだと考えるのです。

命までとられるわけではなく、その程度ですんだのであれば、

むしろお祝いをしなければならない。

そういうふうに思い、すっきりとそのことを忘れ、

新しい人生に向かって力強く、希望を燃やして生きていく。

そのことがすばらしい人生を生きていくために必要なのです。

4 オザビエルの願い

今日の学びは、

 

ご老師の言葉の

苦労するのも、生きているからですよ。

死んでしまえば、そんな苦労はしません。

生きていればこそ、苦労するのですから、

それはよいことではありませんか。

 

稲盛さんの

私の罪、穢れ、が消えるのであれば、

甘んじて世間の非難を受ける。

 

さあ、

いやなことがあっても、すっきりとそのことを忘れ、

新しい人生に向かって力強く、希望を燃やして生きていきましょう

出典 『 六つの精進 』 稲盛 和夫(いなもり かずお) 発行所 サンマーク出版 画像はヤフー検索から

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