目次
1 今日のパワーメンターと著書
今日は、オザビエル(私)が、
心理カウンセラー
植西 聰(うえにし あきら)さんの著書
『くらべない』から学んだ
人に恩恵を与える
「パワーフレーズ」をお届けします。
2「上善水の如し」
古代中国の思想家・老子は「上善水の如し」ということばを残しました。
水は自分の上昇思考を主張せず、低い方へと流れていきます。
四角い器に入れば四角に、丸い器に入れば丸くなります。
すなわち、水のように謙虚で柔軟に生きることが、
人としての理想的な生き方であるという意味です。
そして、戦国時代の武将・黒田官兵衛は、老子のことばにあやかって、
晩年は如水と名を改め、嫡男の長政に次のように言ったと言われています。
水は雨水にもなれば、湯にもなり、川の水にもなれば、大海の水にもなる。
雨水のおかげで、のどの渇きを癒すことができる。
湯のおかげで、温泉で身体を癒すことができる。
川の水に浸かるおかげで、夏の暑さをしのぐことができる。
大海の水のおかげで魚が育ち、人はそれを食することができる。
このようにいかなる姿でいようとも、水は文句をいうことなく、
その場に適した状態で、人に恩恵を与えている。
3 社会に恩恵が与えられる人間になる
私たち人間の特性も同じです。
ある人はサラリーマンになることかもしれません。
ある人は自営業者になることかもしれません。
ある人はアーティストになることかもしれません。
ある人は家庭で夫(妻)を支えることかもしれません。
大切なのは、水のように、柔軟にその場に適した状態で、
自分の特性を生かしながら、社会に恩恵が与えられる人間になる
ことだと思うのです。
そのことに目覚めれば、誰かとくらべ、
「あの人みたいになろう」と考えるのが、
ナンセンスに思えてくるに違いありません。
出典 『くらべない - もう凹まない!傷つかない心の習慣』 植西 聰(うえにし あきら) 発行所 永岡書店 画像はYahoo検索から