目次
1 今日のパワーメンターと著書
今日は、オザビエル(私)が、
京セラ・第二電電(現・KDDI)創業者
稲盛 和夫(いなもり かずお)さんの著書
『 人生を意のままにする力 心。 』から学んだ
人生を生き抜くための
「パワーフレーズ」をお届けします。
2 心を高めること、魂を磨くこと
人生の目的とは、まず一つに心を高めること。
言い換えれば、魂を磨くことにほかなりません。
ともすると私たちは、富を手に入れたり、
地位や名誉を求めたりすることに執着し、
日々、自らの欲得を満たすために奔走してしまいがちです。
しかし、そうしたことは人生のゴールでもなければ目標でもありません。
生涯の体験を通して、
生まれたときよりもいくばくかでも魂が美しくなったか。
わずかなりとも人間性が高まったか。
そのことのほうがはるかに大切なのです。
そのためには、日々の仕事に真摯に取り組み、懸命に努力を重ねること。
それによって心はおのずと研磨され、人格は高められて、
より立派な魂へと成長を遂げる。
まずは、そのことに私たちが生きる意味があります。
3 人のため、世のために尽くすこと、「利他の心」で生きること
そしてもう一つ、人生の目的をあげるとすれば、
人のため、世の中のために尽くすこと。
すなわち「利他の心」で生きること。
自らの欲得を抑え、やさしい思いやりの心をもって、他のために尽くす。
それもまた、私たちが命を与えられた大切な意味だと言えるでしょう。
心を高めること、そして「利他の心」で生きること━━
この二つは一体かつ不可分で、
他のために尽くすことによってこそ心は研磨され、
また美しい心をもつからこそ、我をできるだけ抑え、
利他と思いやりにあふれたよき我をできる限り発現させていく。
そのことが魂を磨き、心を高めることにつながります。
そしてそれによって人格が陶冶され、
人生はさらにすばらしく、豊かなものになっていくのです。
どんな人でも、この世に生を受けた限りは幸せになる権利があります。
それどころか、幸せになることが、私たちの生きる義務であろうとすら思っています。
美しい利他の心をもって世のため、人のために力を注ぐとき、
私たちの人間性は磨かれ、幸福や充実がもたらされ、
その人生もより深い意義と価値あるものになっていくのです。
すべては『心』に始まり、『心』に終わる━━それこそが、
私が歩んできた80余年人生で体得してきた至上の知恵であり、
よりよく生きるための空極の極意でもあります。
4 オザビエルの願い
今日の学びは、人生の目的とは、
まず一つに心を高めること。言い換えれば、魂を磨くこと。
もう一つは、人のため、世の中のために尽くすこと。すなわち「利他の心」で生きること。
そして、よりよく生きるための空極の極意は、
すべては『心』に始まり、『心』に終わる。
まずは私たちが、自分の心を高めること、そして人のため、世の中のために尽くすこと。
生きている限り、この目的に到達できるように、こつこつと努力していきたい。
出典 『 人生を意のままにする力 心。 』 稲盛 和夫(いなもり かずお) 発行所 サンマーク出版 画像はヤフー検索から