249 人としての品格を身につけていこう

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1 今日のパワーメンターと著書

今日は、オザビエル(私)が、

精神科医・医学博士

斎藤 茂太(さいとう しげた)さんの著書

「こころの掃除」術』から学んだ

品格の芽が伸びてくる

パワーフレーズ」をお届けします。

2 良寛さんの『戒語

「こころの掃除」術

「無用なおしゃべりをすること」

まん話をすること」

「よく知らないことを、さもわかっているように人に教えること」
「酒にってくつをいうこと」

「腹を立てて理屈をいうこと」

「なになにをやろう、とから約束をすること」

「オレがこうした、これをした、と自慢すること」

……これはりょうかんさんの『かい』から拾ったもので、

ここには「良寛流・人間関係のルール」といったものが、

90条にわたってしるされている。

 

良寛さんといえば、泥棒どろぼうが家の中に忍び込んできたので、

たぬき寝入りをして、とんを持って行かせた。

あるいは、軒下のきしたから竹の子が生えてきたので、

床板とこいたをはがしてしまった……そんなエピソードの持ち主だ。

 

出世や、ぜいたくな暮らしや、名誉や地位といったものから、

完全にを向けて、遊ぶように生きて生きたい……と願い、

実践じっせんした人でもあった。

3 良寛さんには品格がある

「こころの掃除」術

しかし、人を不愉ふゆかいにさせるようなこと、人を怒らせるようなこと、

人を悲しませるようなことはけっしてするべからず、

と自分に強く言い聞かせていたのである。

 

人から軽蔑けいべつされたり、人から後ろ指を差されるような生き方では、

自分の身に「本当の豊かさ」が宿やどらない……

そう考えたのかもしれない。

 

良寛さんは、小さな草案そうあんに住み、持っているものといえば、

夜寝るときのせんべい布団ぐらいしかなかった。

そのせんべい布団さえ、泥棒にくれてやる。

しかし良寛さんには、どこか「品格」がある。

その清貧せいひんな生き方を、うらやましく感じる人もいるだろう。

 

良寛さんが、村の人たちに愛されたのは、

人へのこまやかな気配りを忘れなかったからではないか、と思う。

自分へのいましを胸におさめて、その上で、遊ぶように生きる……

ぞく的な欲望とはえんでいるところに、

人としての「品のよさ」が生まれてくるのだろう。

 

あなたも、自分なりの「戒語」をつくって、胸に収めてみてはどうか。

知らず知らずのうちに、「品性の」が伸びてくるはずだ。

4 オザビエルの願い

オザビエル(私)も、出来る限り人に親切に!全員が伸びるように!

という気持ちで接してきたつもりですが……、力が足りず、

人を不愉にさせるようなこと、人を怒らせるようなこと、

人を悲しませるようなことを、してしまっていると思います。

誠に申し訳なく思います。

その方々にお詫び申し上げます。

良寛さん流・戒語」を若いころからつくって、実践していれば、

もう少し違ったかなと思います。

ただその方々が、元気で幸せに過ごされているのを願うばかりです。

出典 『「こころの掃除」術』 斎藤 茂太(さいとう しげた) 発行所   新講社 画像はヤフー検索から

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