282　人生をいい方向に好転させる方法

「人生をいい方向に好転させる」

「必ず、こうなってみせる」

「いつか、必ず、やり遂げてみせる」

こう決意しても、人生は百パーセント順風満帆にいくとは限りません。

物事が思い通りに進まなかったり、

トラブルやアクシデントに遭遇することだってあるでしょう。

そういうとき、人はどうしても心が沈みがちになります。

しかし、それを野放しにしておくと、

マイナスの感情がどんどん拡大して行き、

せっかく強まりつつある信念までもが崩れてしまうことになります。

そこで、マイナスの感情に押し流されそうになったときは、

マーフィー博士の次の言葉を胆に銘じて、

何事もプラスに解釈するように心がけてはいかがでしょう。

「悲観的な考えが頭ももたげてきたら、

意識して肯定的な感情と取り替えなさい。

今あなたが不本意な状態にあるとしたら、

今すぐあなたの思考方法をかえなさい。

そうすればすべてが良い方向に変わっていきます」

要は、イヤな出来事に遭遇しても、

それをプラスに解釈していく陽転思考を試みてもらいたいのです。

ちなみに、心理学ではこれを「リフレーミング」と呼んでおり、

意見や見方といった枠組み（フレーム）を変えていくことによって、

ストレスを解消したり、行動パターンを好ましい方向に導いていくための療法として注目を浴びています。

そして、そのリフレーミングを一歩進めたものが、

私の編み出した「楽天の発想」なのです。

「楽天の発想」とは、そのものずばり、

自分の身にふりかかってくる現象や

自分の身のまわりに起こる現象を、

すべて「善」ととらえる発想の転換法のことを言います。

つまり、いかなるマイナスの現象であっても、

「これは自分にとって都合のいいことなのだ」

「こうなったおかげで新しい展開が見えてくる」

「そのおかげで新しいチャンスがつかめる」

と考えるようにするのです。

参考までに、その具体例をいくつか示しておきましょう。

• 親しい人とケンカをしてしまった←より信頼関係を築く良い機会だ
• 取り引きが破談になってしまった←新規顧客を開拓する良い機会だ
• 国家試験に落ちてしまった←おかげで、もう１年しっかり勉強できる
• リストラに遭い、会社をクビになってしまった←転職を図る絶好の機会かもしれない←独立するチャンスなのかもしれない
• 風邪をひいたため、楽しみにしていた温泉旅行にいけなくなってしまった←おかげでそのお金をほかのことにまわせる←おかげで自宅でゆっくり休養がとれる

このように、物事をすべて良いほうへ解釈していけば、

心がマイナスになりません。

そして、新しい可能性やチャンスが感じ取れるようになります。

それを生かしていけば、夢達成の近道が見つかり、

すべてが良い方向へと動き出すのです。

すべてマイナスの事柄はすべてプラスに解釈しましょう。

トラブルやアクシデントに遭遇しても、

そこからチャンスの芽をつみ出しましょう。

そうすれば、いつか「あの体験には大きな意味があった」と

思えてくるはずです。