目次
1 今日のパワーメンターと著書
今日は、オザビエル(私)が、
心理カウンセラー
植西 聰(うえにし あきら)さんの著書
『まんがと図でわかるマーフィー人生を変える奇跡の法則 』から学んだ
不安、恐れを心から取り除く
「パワーフレーズ」をお届けします。
2 恐れているものは現れる
こんな話があります。
あるところに大金持ちの男が住んでいました。
男は何不自由なく暮らしていたのですが、
1つだけ大きな心配事がありました。
それは、疫病にかかることです。
当時、彼が住んでいた村では疫病が流行っていたため、
「疫病にかかったらどうしよう」
と、いつも思い悩んでいたのです。
そんなあるとき、男のもとへ魔法使いが現れ、彼にこう言いました。
「この村から千キロ離れたところにある精霊が宿る山に行き、
そこに生えている薬草をせんじて飲めば、
お前は一生、疫病にかからないですむよ」
魔法使いからこの話を聞いた男は、早速その山に向かって旅に出ました。
そして、何日も何日も旅を続け、
ようやく精霊の宿る山が見えてきたとき、男はバタンと倒れ、
そのまま死んでしまいました。
なんと旅の疲れで身体が弱っていたため。抵抗力がなくなり、
疫病に感染していたのです。
あと、もう少しで山にたどり着けたというのにです。
この話はこのように解釈できると思います。
「恐れているものは、いつか、現象となって現れる」
つまり、あらかじめ予測できる危険を避けるために、
最新の注意を払うのはいいことですが、
必要以上に心配しすぎると、取り越し苦労となり、
潜在意識にマイナスの想念をインプットすることになるため、
それが現象となって現れてしまうということです。
では、恐怖や不安や心配といったマイナスの感情が湧き起こったら、
どのように対処すればいいのでしょう。
3 マイナスの感情の消し去り方
これについて述べるなら、マーフィー博士の著書に出てくるピアニストの例が参考になると思います。
そのピアニストは、あるとき、スランプに陥っていました。
ベートーヴェンのある曲のある部分に近づくと、
「難関にさしかかったぞ」という気持ちが芽生え、
必ず間違えてしまうのです。
「これでは、コンテストに入賞できない」
そう思ったピアニストは、ユニークな問題解決法を編み出しました。
その曲の問題の部分にさしかかったとき、
人に頼んで電気掃除機をかけてもらうことにしたのです。
結果として、突然の騒音は、難関を難関と意識させない効果があり、
問題の箇所を難なく弾きこなすことができました。
この訓練を何度も行ううちに、そのピアニストはついに、その曲を完璧に弾きこなすことができるようになったのです。
さて、この話の中には、恐怖や不安や心配といったマイナスの感情を追い払う一つの対処法が示されています。
それは、電気掃除機をかけたことで、
ピアニストの意識がそちらの騒音にいったように、
「失敗したらどうしよう」
といったマイナスのことを考えるいとまを与えないようにするということです。
つまり、恐怖や不安や心配を忘れる状態に自分を誘導していくのです。
たとえば、「リストラにあって会社をクビになったらどうしよう」
といったことを思い悩んでいたら、
そのことを忘れさせてくれる何かに没頭するのです。
4 オザビエルの願い
今日の学びは、
マイナスのことは考えない
恐れているものが現れる
↓
恐怖、不安、心配が起こったら……
↓
マイナスのことを考える時間を与えない
(そのことを忘れさせてくれる何かに没頭する)
↓
恐怖、不安、心配が消える
↓
先のことでクヨクヨ思い悩まない
さあ、マイナスのことは考えず、
もし、恐れているものが現れても、
そのことを忘れさせてくれる何かに没頭して、
恐怖、不安、心配を消し去りましょう。
出典 『 まんがと図でわかるマーフィー人生を変える奇跡の法則 』 植西 聰(うえにし あきら) 発行所 興陽館 画像はヤフー検索から