出典:画像 6月4日~10日は「歯と口の健康週間」です! 日本口腔保健協会
今日は、オザビエル(私)が、
NHKガッテン! 2019年5月号(発売日 2019年03月15日)
『編集部企画 老化予防は口から始める!』から学んだ
実践していきたい
「幸齢者mind」をお届けします。
目次
1 口の「ささいな衰え」がフレイルの入り口
※ フレイルとは、健康と介護の中間の状態。「栄養(食・口腔)」「運動・身体活動」「社会性(人とのつながり)」の3つの柱を改善すれば、健康な状態に戻ることができる。
※ オーラルフレイルは、口の機能の虚弱。
「オーラルフレイル」の進行と全身の老化への影響
【第1段階】
口についてのリテラシー(意識)の低下 ↓ 虫歯・歯周病になる 結果、歯の本数が減る |
人とのつながりがなくなる!
口のささいな衰えが 気になって、 人に会うことを 避けるようになりがち。 |
【第2段階】
滑舌が悪くなる 食べこぼすようになる 食べるときにむせやすくなる 噛みごたえのあるものが食べられなくなる ↓ 食欲がなくなり、偏食になる |
孤独になり、うつ傾向に!
人に会わなくなると 孤独になり、 食事をするときもいつも1人に。 それにより うつを引き起こす可能性も。
|
【第3段階】
口の中が不潔になり、乾燥しやすくなる 舌の筋肉が弱くなる 咀しゃくする力が弱くなる 飲み込む力が弱くなる 歯のかみ合わせが悪くなる ↓ 低栄養になる 基礎代謝が悪くなる |
筋力が低下し、
サルコペニアに! サルコペニアは 加齢などにより、 筋肉量が 急激に減少した状態。 全身のフレイルへ 進む危険性が高くなる。 |
⇩ ⇩
● 摂食障害
● 嚥下障害
● 咀しゃく障害
⇩
栄養障害に! 要介護・寝たきりに!
口の中は、その人の健康意識がもっとも現れるところ。
「意識する」ことから始めましょう。
「自分でできる訓練」を続けるとともに、かかりつけの歯科医を見つけて、定期的に口の中のメンテナンスを行うこと。これで改善できます。ただし、継続が大切です。
飯島勝矢さん(東京大学高齢社会総合研究機構教授)
出典:画像 そのカギを握るのはフレイル予防だ 厚生労働省
2 私たち、「オーラルフレイル」から脱出しました!
山田さんと大西さんが実践している≪脱出法5つ≫
口の中には筋肉が数多くあり、実は舌も筋肉でできています。
口まわりの筋肉を鍛えれば、滑舌や噛む力、飲み込む力の改善
につながります。
1 ブローイング(吹く練習)
ストローを使って息を吹き、水をぶくぶく。1回目は一気に強く。2回目は細く長く、30秒ほど時間をかけます。山田さんはペットボトルを使用。キャップはゆるく締めること。
2 バタカラ体操
飲み込む力を鍛える「バタカラ体操」。やり方は、できるだけ大きな声を出しながら、①「パパパ、タタタ、カカカ、ラララ」と発音し、②「パタカラ、パタカラ、パタカラ、パタカラ」と発音します。各5回行うのが目安。速く、はっきりと発音するのがコツです。
3 唾液腺マッサージ
唾液の分泌が減ると、口が渇き、食べるとむせる、話しにくくなるほどの症状が生じ、人とのかかわりも希薄になってしまいます。
唾液には口内の善玉菌を増やす働きがあり、歯周病の予防・改善にも効果的です。
やり方 大きな唾液腺の3か所を、「唾液が出てきた」と実感できるまで押す
- 耳下腺(耳たぶの下、あごの骨のすぐ奥にある)
- 鰐下腺(左右の下あごの骨のすぐ内側にある)
- 舌下腺(舌の真下にある)
上手にするコツ 痛くない程度の力で押す 口の中にじわーっと唾液が出てきたことを実感できたらOK
目安 時間や回数の決まりはなし
4 飲み込みトレーニング
コップ半分の水を数回に分けて、意識しながら「ゴックン」としっかり飲みます。これを10~20回行うこと。口からのどにあるさまざまな筋肉が鍛えられ、飲食物を飲み込む力が養われます。
5 ブクブクうがい
口に水を含んでしっかりと閉じ、右ほお・左ほお・唇の上下に水を移動させながら、ブクブクとうがいをします。
これを習慣にしていると口まわりの筋肉を鍛えることができます。朝食前に行うのがおすすめです。
オーラルフレイルを改善する6箇条
- かかりつけ歯科医をもち、定期的にチェックすべし。
- 歯ごたえのある食材を、しっかり噛んで食べるべし。
- できるだけ多種類の食品をとるべし。
- 外出を増やし、人とよくしゃべるべし。
- 1人で食事をすることを減らすべし。
- 毎日ていねいな歯磨きを心がけるべし。
出典:動画 「食べて元気にフレイル予防」 厚生労働省
3 今日の金言
「話す」「食べる」を、友人知人と楽しむことが改善のカギ。
「オーラルフレイル」は、あなたの生き方につながっています。!
飯島勝矢さん(東京大学高齢社会総合研究機構教授)
オザビエル(私)も、
高齢者の仲間入りをさせていただいて
毎年、歯科医に通っています。
先日、加齢により「歯周病が進んでいます」
という診断を受けました。
この「オーラルフレイルを改善する6箇条」を守り、
健康寿命を延ばす努力をしていきます。
出典 『 NHKガッテン! 編集部企画 老化予防は口から始める! 』 2019年5月号(発売日 2019年03月15日) 出版社 主婦と生活社 画像はヤフー検索から