目次
1 今日のパワーメンターと著書
今日は、オザビエル(私)が、
株式会社アントレプレナーセンター (自立型人材・起業家育成、組織活性化支援)代表取締役
福島 正伸(ふくしま まさのぶ)さん監修
『まわりの人を幸せにする55の物語 』から学んだ
誰でも簡単に幸せになれる
「パワーフレーズ」をお届けします。
2 誰でも簡単に幸せになれる
誰でも簡単に幸せになれる、
たった1つの法則をご存じですか?
ある人は、この法則を知って、嫌なことがあっても
すぐに腹を立てなくなりました。
またある人は、普通で単調な毎日が、
ワクワクしたものに感じられるようになりました。
その法則とは……
社会に貢献すること。
もっと簡単に言うと、
人を幸せにすることです。
「人を幸せにして、何で自分が幸せになるの?」
と思うかもしれません。
でも、ちょっと思い出してみてください。
はじめて電車で席を譲った日。
床に落ちているゴミを片付けた日。
なんだか、すがすがしい気持ちになりませんでしたか?
たぶんそのとき、すがすがしかったのは
あなただけではありません。
席を譲られた人、きれいな床の部屋で過ごせた人、
まわりでそれを見ていた人、
みんなが幸せな気分になったはずなのです。
日々、小さな幸せを感じられれば、あなたの毎日は
いまよりもっと幸せになるのではないでしょうか。
みんながささいな変化を起こしはじめたら、世界はもっと
幸せなところに変わるのではないでしょうか。
大きな声では言えませんが、実はもう、
世界を変えるために動きはじめた人たちがいるのです。
彼らは秘密結社、その名も「国際救助隊」。
人や会社に貢献することを喜びとし、
いまできることから行動しています。
今日も世界の片隅で、秘密結社の隊員たちが
人知れず活動しています。
「あれ? この通りって、こんなにきれいだったっけ」
「うちのオフィスのポットは、お湯が切れることがないなあ」
こんな経験をしたとしたら、もしかすると、
あなたの近くの「隊員」の仕事かもしれません。
この本は、そんな隊員たちによる
本当にあった「人に貢献する活動」の記録です。
いま、幸せを感じられない人、
単調な毎日を変えたい人、
自分の存在意義を確かめたい人。
そんなあなたに読んでほしい本です。
For Your Smile
3 国際救助隊とは
- 国際救助隊とは、人々の命と心を救うために、人知れず社会貢献活動をする志を持った仲間たちである。
- 隊員は、自分の名誉のためでも、利益のためでもなく、すべては人のため、人類の未来のために、日常生活の中で、人や社会に貢献することを喜びとして行動する。そのために、どんなささいなことであっても、できることから行動する。 それは、単に笑顔を見せることかもしれないし、はげましの言葉をかけることかもしれない。しかし、それによって相手が勇気を得て、行動できるようになったとすれば、国際救助隊としての目的を達成したことになる。
- 隊員は、人類の未来を担うという崇高な目的をもって行動するものであり、その行動が自らの知名度を上げるためのものであってはならない。たとえ命をかける場面に遭遇したとしても、何気なく行動し、活動終了後は、ただの「通りすがりの者」であるかのような態度をとることが求められる。
- 人々が国際救助隊の活動に興奮し、どんなに注目を浴びようとも、隊員は常に冷静、平穏に心がけ、自らの存在を誇示することや、名乗り出て名前を残すようなことはできない。
- 隊員同士が偶然出会ったときは、次のような言葉のやり取りによって、互いの存在を確認できる。「クマ!」→「シャケ!」
- 隊員は、日々の救助活動において名前を聞かれた際には「ただの通りすがりの者です」と、答えなければならない。
- 隊員は唯一、インターネット上にある隊員専用の掲示板において、匿名で自分の成果を報告することができる。
4 活動事例
- ゴミが落ちていたときには、真っ先に拾う
- あいさつは、最高の笑顔で自分から先に行う
- 何か問題が起きたときには、 「この日が来るのを待っていた!」と言いながら、 先頭に立って行動する
- 家に帰ったら、子どもに 「今日の仕事も、最高に楽しかったよ!」と伝える
- 「見て見ぬふり」をするのではなく、 見たら助けて「助けなかったふり」をする
- 自販機のお釣り受けに100円玉を入れて、次の人を感動に導く
5 国際救助隊憲章
- 条 まずは私がやる、先頭に立つ
- 条 ピンチはチャンス、前向きな言葉のみ使う
- 条 問題あるところに生きがいを見出す
- 条 手法は100万通り、あきらめない
- 条 何気なくやらない、人類のためにやる
- 条 人を信じ、夢を信じる
- 条 最大の困難に笑顔で挑む
- 条 他人とは、感謝で付き合う
- 条 人生のすべてを楽しむ
- 条 最大の報酬は、感動の涙
6 隊員たちによる、本当にあった55の物語
- 気づかいを伝染させる ━ 電車にて、隣で静かに座ってもらう
- 「1円」チャリティーをする ━ 1回に寄付する額は1円、毎回入れる
- 溝にハマった車を救助する ━ 重機で無事救助しました
- 深夜に吸い殻を拾う ━ 深夜のゴミ拾い
- 歩行者を先に通す ━ 信号のない横断歩道で車を止める
- よく見かける人にあいさつする ━ みんなから返事が返ってきました
- ビニール袋をもらわない ━ パン屋さんにトレイを持参
- 「どうも」をやめる ━ これからは毎回「ありがとう」と言います
- レジの順番を譲る ━ 「お先にどうぞ」
- ゴミ捨てのルールを守る ━ 自宅に持ち帰り分別します
- 気づかれないように道を譲る ━ まだまだ距離がかなり離れている時点で
- 海岸でゴミを拾う ━ ビニール袋につめられるだけ
- 生まれてはじめて、電車で席を譲る ━ お年寄りに席を譲りました
- 送別会でサプライズをする ━ 先輩におごってもらっていたお金を送る
- 給湯室のお湯を切らさない ━ みなさま、よいティータイムを
- おかわりの順番を譲る ━ 給食のとき、友だちにゆずりました
- 雨の日に、余った傘を置いていく ━ 持ってきた傘を残し、自分は折り畳み傘を使用した
- 窓口の手続きを手伝う ━ お礼に笑顔で缶コーヒーを渡されました
- 「2人連れ」を幸せにする ━2人連れが一緒に座れるようにシートを譲ること 〇□〇 → 〇〇□(□が自分)
- 人ごみでは最後尾につく ━ エレベーター、電車、エスカレーター乗降時
- 捨てられる食べ物を救助する ━ このままにしたら捨てられるじゃん……
- お客様を笑顔にする ━ いつも飲んでいるものを置いてるんです
- おばあちゃんの家の前を除雪する ━ ひとり暮らしのおばあちゃんの家の前を
- ご近所とかかわり合いを持つ ━ 孤立する家庭を救助
- 無事を祈る ━ 地震で人が死にませんようにお祈りしてんねん
- 紙袋の四隅を折る ━ ぶつかっても痛い思いをさせないよう
- エレベーターを1階に下ろす ━ すぐに乗って自宅に帰れるように
- 病気の父に手紙を渡す ━ 喜んでくれたらいいな
- 会社に一番乗りをしてそうじをする ━ 会社に一番乗りして
- 道ばたに散乱しているゴミを片付ける ━ 近くの会社の前に置いてあったゴミ袋をカラスがぐちゃぐちゃにしたようです
- 母の日に花束を贈る ━「いままでどうもありがとう。本当に感謝しています」
- 家族との約束を守る ━ 私の誕生日、遅い帰宅に、息子が1時間近く待っていてくれた。「お誕生日おめでとう!」の貼り紙をして
- 車内のケンカを仲裁する ━ 2人の間に立ちつくしたままでしたが何とか事なきをえました
- 「愛してる」を伝える ━ 7歳の息子に、「いつも優しくしてくれてありがとう」「生まれてくれてありがとうね」
- おいしいものには「おいしい」と言う ━ つくってくれたことへの感謝の気持ちが伝わればいいなと
- 妻を手伝う ━ 妻が疲れて子どもと一緒に寝ていました。僕の出番! 台所の洗い物を片付け、お米を洗って、炊飯器をセットして寝ました
- 駐輪所の自転車を救助する ━ マンションの駐車場の自転車を全部きれいに並べました
- 来たときよりも美しくする ━ 来たときに落ちていたゴミも拾って返りました
- むっとしない ━ 電車の中で「すいません」と謝る男性に、「いえいえ、こちらこそ」と会釈をしました
- 町内会に参加する ━ たくさんの方が集まって草取りに汗を流しました
- トイレットペーパーを三角に折る ━ 「何気なくやらない、人類のためにやる」
- 「天使な消費者になる」 ━ お客様は神様……、態度もにこやかなはず
- 汚れたトイレをきれいにする ━ サッカーのスタジアム、トイレットペーパーが散乱しています。きれいに拾って処理しました
- 立ち往生した車を助ける ━ 「おいちゃん、坂の上まで押すからね!」
- 自分をほめる ━ 朝5時に起きたぞ→素晴らしい 妻のために食器を片付けたよ→Good
- 酔っぱらいのオジサンを助ける ━ 「お父さ~ん、何探してたの?」
- 母への感謝を伝える ━ いつもご飯つくってくれてありがとう。ここまで育ててくれてありがとう。産んでくれてありがとう。
- 電車で肩を貸す ━ 中学生くらいの学生さんに、そのまま肩を貸して寝かしてあげました
- 謝るよりもお礼を言う ━ 「手伝ってくれてありがとう」
- 「会えてうれしい」のメッセージを出す ━ 私が帰宅すると、愛犬が飛びついて大歓迎をしてくれました。「あなたにまた会えてうれしいです」というメッセージ……
- オランウータンの里親になる ━ 毎年一定金額を拠出する里親プログラムに参加しました
- 次の人のために、コピー機をみがく ━ 自分のハンカチを出し、ごしごしとぴかぴかにみがきました
- 蛇口を閉める ━ 「この水、いつから閉め忘れているんだろう? 節水しなくては!」
- 散らかったスリッパをそろえる ━ 後の人のためにそろえています
- 困った人には喜んでもらう ━ 喜ばせますよっ
7 オザビエルの願い
ドジャースの大谷翔平選手は、なぜグランドでゴミを拾うか?大谷翔平選手が花巻東高校時代に作った「目標シート」があります。目指す目標「ドラフトで8球団以上から1位指名を受ける」、彼はこのことを達成するために、必要な8つの課題を設定しました。その中の1つが「運」。その運を身につけるために、「あいさつ」や「道具を大切に扱う」というものがあり、「ゴミ拾い」はその中の1つです。これは当時の佐々木洋監督からの教えを学んだことの1つであり、「ゴミは人が落とした運。ゴミを拾うことで運を拾うんだ。そして自分自身にツキを呼ぶ。そういう発想をしなさい」というものである。メジャーリーガーとなって誰からも認められる今となっても、一塁へ向かう途中にさりげなくゴミを拾い、ポケットに収める。アメリカ中で「すべての子どもたちの模範だ」と感動を与えました。初心を忘れず、今でも「ゴミ拾い」を実践している、大谷翔平選手の人間としての魅力は、こんなところにもあるのかも知れません。出典 「大谷翔平選手は、なぜグランドでゴミを拾うか」 新潟県退職者連合会長 山田 太郎
- ゴミが落ちていたときには、真っ先に拾う
- あいさつは、最高の笑顔で自分から先に行う
この2つはできます。
出典 『 まわりの人を幸せにする55の物語 』 福島 正伸(ふくしま まさのぶ)監修 発行所 中経出版 画像はヤフー検索から