目次
1 今日のパワーメンターと著書
今日は、オザビエル(私)が、
心理カウンセラー
植西 聰(うえにし あきら)さんの著書
『「楽天力」を身につけるの10の法則 』から学んだ
健康も運命も完全になる
「パワーフレーズ」をお届けします。
2 ヨガ行者カリアッパ師との出会い
私たちは通常、悲しいときに泣きます。
しかし、泣いているうちに益々悲しくなってくることがあります。
逆に笑っていると、おかしくなくてもどんどんおかしくなってきます。
この原理でいうと、マイナスの言葉を使っていると、
どんどん悩みが出てきます。
逆にプラスの言葉を使っていると、どんどん元気が出てきます。
言葉によって、心だけでなく体まで左右してしまうのです。
「心身統一法」を確立し、人生の実践的な哲学を説いた中村天風という人がいました。
彼は、明治9年生まれで昭和43年まで92歳の人生を全うしました。
彼は日露戦争の時、軍事探偵として活躍していましたが、
帰国してから当時死病と言われていた肺結核をわずらってしまいました。
病気を治そうと欧米を旅するのですが、
どこに行っても治すことができませんでした。
あきらめて日本へ帰る途中、
エジプトでヨガ行者カリアップ師と出合いました。
カリアップ師は天風さんの病気を見抜き、「それは治る」と断言し、
彼をインド東北部にあるヨガの里に連れていったのです。
そこで天風さんのヨガの修行が始まるのです。
ある時、カリアップ師は天風さんに「体の調子はどうか」と尋ねました。
天風さんは、修行がつらいせいか、
「体が痛い」「調子が悪い」「苦しい」とマイナスの言葉を連発したのです。
それを聞いたカリアップ師は、天風さんに向かって、
「どんなに体の調子が悪くても、
『私は元気だ』『体の調子がすごくいい』『快適だ』
と言え」
と命じたのです。
それ以降、天風さんは、どんなに体の調子が悪くても、
「元気だ」「体調がいい」「快適だ」
というようにしたのです。
いつもこのようなプラスの会話をしているうちに、
本当に天風さんの体の具合がよくなっていったのです。
これは正に言葉の暗示効果と言えるでしょう。
そしてとうとう、不治の病と言われた肺結核も治ってしまったのです。
3 言葉は人生を左右する力がある
天風さんは人生に対しても、
「絶対に消極的な言葉は使わないこと。
否定的な言葉は口から出さないこと。
悲観的な言葉なんか、自分の心の中にないと考えるぐらいの厳格さを持っていなければならない」
と語っています。
人生は言葉によって左右されるので、
いかなるときでもプラスの言葉を使うように心がけることが大切なのだと考えていたのでしょう。
天風さんの力強い語録を紹介しておきましょう。
- 「実際人間が使っている言葉ほど、強烈な暗示力を持つものはない」
- 「言葉は人生を左右する力がある。この自覚こそ人生を勝利に導く最良の武器である」
- 「常に言葉に慎重な注意を払い、いかなるときにも積極的以外の言葉を使わぬよう心がける。そうすれば健康も運命も完全になる」
4 オザビエルの願い
今年、ナ・リーグ地区シリーズ第3戦で、
ドジャースは、パドレスに敗れて1勝2敗となりましたが、
大谷翔平選手が、
追い込まれた極限状態の中でも鋼のメンタリティーを示しました。
「2連勝すればいいゲームと思っているので、
『後がない』とかの感覚自体が今の僕にはない。
2連勝すればOKっていうそういうゲームだと思います」
大谷翔平選手がメジャーに行く前、
熟読していた中村天風の『運命を拓く』の影響を受けた言葉?です。
ワールドシリーズ制覇達成と2年連続3回目MVP受賞!
おめでとうございます。
さあ、私たちも、プラスの言葉を使うように心がけ、
人生を勝利に導きましょう。
出典 『「楽天力」を身につけるの10の法則 』 植西 聰(うえにし あきら) 発行所 ポプラ社 画像はヤフー検索から