目次
1 今日のパワーメンターと著書
今日は、オザビエル(私)が、
心理カウンセラー
植西 聰(うえにし あきら)さんの著書
『ツライときこそ幸運はたまる - 心配しなくても大丈夫!』から学んだ
幸運のほうに人生を導く
「パワーフレーズ」をお届けします。
2 一念、岩を通す
私たちには、大なり小なり願望というものがあります。
「将来、1級建築士の資格を取って、自分の設計事務所をかまえたい」
「小さいお店でいいから、ブティックのオーナーになりたい」
「いつか、オーストラリアで暮らしたい」
などなど。
「一念、岩をも通す」という格言があるように、
こういった願望は情熱と信念があれば、
たいていはかなうようにできています。
しかし、時には思い通りにいかないこともあり、
中にはどうしてもかなわない願望もあります。
そういうとき、人は挫折したり落胆したりして失望しがちですが、
実は思い通りにいかないからこそ、願望がかなわないからこそ、
運がものすごく良くなることもあるのです。
3 願望がかなわないおかげで、ノーベル賞を受賞!
そのいい例が、ips細胞(個人から採取した細胞から万能細胞を作り出す技術)の開発が評価されて、2012年にノーベル生理学・医学賞を受賞した京都大学の山中伸弥さんです。
山中さんは神戸大学の医学部を卒業後、
ある国立の病院で臨床研修医として勤務していました。
「将来は整形外科医になりたい」という願望があったのです。
ところが、元来の不器用がそうさせたのでしょう。
他の医者が20分で終わる手術に2時間もかかるなどして、
指導医から「キミはこの仕事は向いていない」と言われたため、
整形外科医になる夢を断念せざるをえなくなってしまったのです。
しかし、そのおかげで研究者になる道を志すことができ、
ips細胞の研究に没頭することができたのです。
ということは、もし山中さんが整形外科医になる夢を捨てないでいたら、
ノーベル賞を受賞することはなかったということになります。
まさに思い通りにいかなかったからこそ、
大きな幸運を引き寄せることができた好例といっていいでしょう。
4 オザビエルの願い
今日の学びは、
思い通りにいかないからこそ、願望がかなわないからこそ、
運がものすごく良くなることもある。
たぶん、生まれてくる前に書いたシナリオに、
第2希望の道を進むように、自分で書いたんだね。
さあ、自分の書いたシナリオ通り、
大きな希望を持ち、明るい未来へ前進しましょう。
出典 『ツライときこそ幸運はたまる - 心配しなくても大丈夫!』 植西 聰(うえにし あきら) 発売元 PHP研究所 画像はヤフー検索から