今日は、オザビエル(私)が、
女優として活躍した
樹木希林さんの
(週刊現代 別冊 完全保存版
(おとなの週刊現代 2019 vol2)
『樹木希林さんが教えてくれたこと』から学んだ
実践していきたい
「幸齢者mind」をお届けします。
目次
1 人生上出来だわ
ちょっと、やぼったいほうが
世の中に受け入れられるから、
ちょうどいいの。
(「朝日新聞」’07年1月6日)
私ね、器量に関して
どんなこと言われても
「あ、さいですか」ってな感じで
全然平気なのよ。
自分では普通だと思ってます。
(「朝日新聞」’08年5月11日)
人間というのは、
自分というのは、
そんなに立派なものじゃない。
(「クロワッサン」’09年1月10日)
悲劇にしがみつくのではなく、
それでも生きようとする
力を持っている。
人間っていいなと思いましたね。
(「下野新聞」’15年6月7日)
靴も昔から、
長靴も含めて
3足と決めています。
(「PHPスペシャル」’15年7月号)
自分で壁をつくって閉じこもっている若い人はいっぱいいる。
自由に生きていいのに
自分で生きにくくしている、
そのぜいたくさ。
壁なんかないのにね。
(「下野新聞」’15年6月7日)
いつも
「人生上出来だわ」
と思っていて、
物事がうまくいかないときは
「自分が未熟だったのよ」
でおしまい。
(「PHPスペシャル」’16年6月号)
年齢に沿って生きていく、
その生き方を、
見つけていくしかないでしょう。
(「いきいき」’15年6月号)
三ヵ月先のことは
考えが及ばないし、
年を取るということに
ブレーキをかけないでいる。
(「朝日新聞」’12年4月27日夕刊)
人間そのものには
すごく興味があるんです。
(「キネマ旬報」’08年12月上旬号)
今の自分が
この世につないでいる
あれこれの鎖を、
欲望も含めて
1つずつ外している
感じですね。
(「家庭画報」’08年1月号)
不自由なものを受け入れ
その枠に自分を入れる。
年をとるというのは、
そういうことです。
(「いきいき」’15年6月号)
最近のわたしは、“きょうよう”があることに
感謝しながら生きています。
教養ではなく、今日、用があるということ。
(「文藝春秋」’14年5月号)
2 生き方上手 死に方上手
楽しむのではなくて、
面白がることよ。
楽しむというのは
客観的でしょう。
中に入って面白がるの。
(「AERA」’17年5月15日号)
私は昔から日本人がもつ、
自分が悪いかどうか分からなくても
「ごめんなさい」と言う
気持ちが好きです。
「とんでもない。向こうが悪いんだ」と言い続けて、
何が生まれるのでしょう。
(「文藝春秋」’17年5月号)
生きていくのも日常、
死んでいくのも日常なんですよ。
(「女性セブン」’17年1月5~12日号)
年取ったからって、
成熟していく人ばっかりじゃないと思うわけですよ。
その成熟しない部分があったほうが、
かえって可愛らしいと……。
(「婦人画報」’15年6月号)
意思表示をきちんとしておくと
もし、それが壊れても、
壊れたことが
とてもその人の成長に役に立つんだ。
(「女性自身」’05年7月25日号)
人は誰でもいろんな形で
背負っているものがあると思うけど
それだけが人生のすべてじゃないものね。
どんなにつらいと思っても
瞬時に空気に触れて、
次の瞬間には
違うことが浮かんだりして、
苛酷ばかりじゃない。
(「婦人画報」’15年6月号)
言われるままに、
「はぁ、左様でございますか。さいですか」
っていうのが私の基本。
(「広告批評」’04年5月号)
洋服でも物でも、
いいねといわれた物はあげてしまう。
あげることで物が生きるでしょ。
(「婦人画報」’18年7月号)
ものを整理して、減らしながら、
使えるものは、生かしていく。
だってもったいないもの。
だから、考えて、工夫する。
(「婦人公論」’18年5月22日)
好きなことをやって生きられる
というのは、たいへん感謝なこと
(「ボクの時代」フジテレビ系 ’17年5月21日放送より)
「今、こうしていられるのは大変ありがたいことだ、
本来ありえないことだ」と思うと、
余分な要求がなくなり、
すーっと楽になります。
(「婦人公論」’18年5月22日号)
私は自分が食べたいケーキがあったら買いに行って、
「箱はいりません」ってティッシュに包んで帰るの。
(「AERA」’17年5月15日号)
人生なんて
自分の描いた通りに
ならなくて当たり前。
(「PHPスペシャル」’16年6月号)
3 今日の金言 樹木 希林
男でも女でも、ちょっとだけ古風なほうが、
人として色気を感じるような気がします。
しっかり傷ついたり、ヘコんだりすれば、
自分の足しや幅になる。
少々大黒柱がひしゃげても、歪んでいても、
土台さえしっかりしていれば
家は何とか立っていられる。
「ジュリー~!」と叫んでいた時代から観ています。
楽しむのではなくて、面白がることよ。
オザビエル(私)も面白がって生きて終えたい。
出典 週刊現代別冊 おとなの週刊現代 2020 vol6 完全保存版 『生き方上手、死に方上手 樹木希林さんが教えてくれたこと』 発行所 講談社 画像はヤフー検索から