目次
1 今日のパワーメンターと著書
今日は、オザビエル(私)が、
精神科医・医学博士
斎藤 茂太(さいとう しげた)さんの著書
『モタさんの落ち込みやすい人に効く55のヒント』から学んだ
心と体を元気に保つ
「パワーフレーズ」をお届けします。
2 精神科医の立場から
仕事や人づき合い、趣味などで常に100%を目指してしまう人がいます。
しかし、精神科医の立場から、これはあまりおすすめできません。
完璧を目指すには、多大なエネルギーが必要で緊張も強いられますから、
いつもすべてに100%を求めていては、身も心も疲れ切ってしまいます。
完璧を目指してエネルギーを注ぎ過ぎ、
結果が理想通りに達成されないと、
燃え尽きて精神のバランスを崩してしまうこともあります。
そこで、私は常々「人生80%主義」ということを提唱しています。
3 充実した毎日を過ごす秘訣
たとえば私が原稿を書くときには、
100%の完成度ではなく、80%くらいに目標を設定し、
それに向かって少しずつ積み重ねていきます。
最後に余力があるときには、からもう少し先を目指せばよいのです。
そうしないと、完璧なものが出来ない限り、
努力や労力が無になってしまいます。
また、完璧主義の人は、常に心配事や悩み事を抱えて、
心休まることがありません。
「まじめ」「努力家」という長所がある人ほど、
気をつけたほうがよいでしょう。
ときにはほどほどのところで切り上げて、リラックスできる時間を持ち、
エネルギーと心の余裕を回復する要領のよさをもつことも大切です。
江戸落語の枕にも、
「一升のマスに一升入れると、持ち運びにも不自由であるが、
八分目なら自由である」
という言葉がありますが、これも実に的を射た例えであると思います。
80%くらいで「まぁ、こんなものか」と満足すること。
これが心と体を元気に保って、充実した毎日を過ごす秘訣です。
4 オザビエルの願い
いつもすべてに100%を求めていては、身も心も疲れ切ってしまいます。
手を抜くことはよくありませんが、
80%くらいに目標を設定し、心と体を元気に保つことが大切です。
どうか、リラックスできる時間を持ち、
エネルギーと心の余裕を充電できることを願っています。
出典 『モタさんの落ち込みやすい人に効く55のヒント』 斎藤 茂太(さいとう しげた) 発行所 PHP 画像はヤフー検索から