目次
1 今日のパワーメンターと著書
今日は、オザビエル(私)が、
明治大学文学部教授
齋藤 孝(さいとう たかし)さんの著書
『齋藤孝の絶対幸福論』から学んだ
本当に幸福になれる
「パワーフレーズ」をお届けします。
2 楽しみは能力のしるしである
幸福論の有名なものとして、アラン(フランスの哲学者)の『幸福論』があります。
知ることが多くなればなるほど、学ぶこともますます多くなる。(中略)
音楽をやる楽しみも同じである
知れば知るほど、やればやるほど楽しみは増えていくということです。
そしてアリストテレス(古代ギリシャの哲学者)の言葉をアランは引いています。
真の音楽家とは、音楽を楽しむ者のことであり(中略)
「楽しみは能力のしるしである」と彼は言うのだ
何かを楽しめるということ自体が能力のしるしなのです。
ピアノを弾けることが楽しいと思う人は、
ピアノを弾く能力のしるしというわけです。
だから映画を観て楽しめるということも、映画を観る能力のしるしです。
そして、何かを自力で成すのであれば、それが能力のしるしなのです。
何事もやるにしても、本当の進歩を証するのは、
人がそこでどんな楽しみを感じることができるかです。
仕事で喜びが得られるなら、能力の証がそこにあるのです。
3 自分がやることが大切
人にやってもらうのではなくて自分がやることが大切であり、
そうすることで自分の力を感じ、楽しみを感じることができる。
「楽しいと思うこと。それ自体が能力なのだ」というアリストテレスの言葉は、非常に深い幸福感というものを表現しているのだと思います。
また、アランは「労苦こそ良きものだ」というディオゲネス(古代ギリシャの哲学者)の言葉を引用しながら、
人間は楽しみを求め労苦を避けると言っている人がいるが、
それはまずい説明だ
人間はもらいものの楽しみはうんざりするが、
自分で勝ち取った楽しみはすごく好きなのだ
と記します。
自分で欲した労苦こそが幸福感のカギだという説明です。
人から言われたことを堪えるだけでは確かに幸福ではないけれども、
楽しみだけを求めて労苦を避けるのも、実は本当の幸福ではない。
自分から労苦をしてつかみ取ることをしたものが、
本当に幸福になれるということです。
4 オザビエルの願い
「楽しいと思うこと。それ自体が能力なのだ」という
アリストテレスの言葉。
自分から労苦をしてつかみ取ることをしたものが、
本当に幸福になれるということ。
楽しんで仕事をすること。
そこから得たものは、さらに自分を伸ばしていきます。
すると、本当に仕事が楽しくなっていきます。
いい循環で、本当の幸福を手に入れることができることを
願っています。
出典 『齋藤孝の絶対幸福論』 齋藤 孝(さいとう たかし) 発行所 実業之日本社 画像はヤフー検索から