245 「まず動く」でストレスを和らげる

スポンサーリンク

ウォーキングする女性

1 今日のパワーメンターと著書

今日は、オザビエル(私)が、

精神科医・医学博士

斎藤 茂太(さいとう しげた)さんの著書

「こころの掃除」術』から学んだ

ストレスを和らげる

パワーフレーズ」をお届けします。

2 別のストレスを与える 

「こころの掃除」術

ストレス学を創始したハンス・セリエは、

ストレスは、別のストレスを与えることによって転換される

という。

 

これは、精神的なストレスは、肉体的なストレスで解消される

ということに通じ、私たちの日常に当てはめれば、

仕事で頭ばかり使ったあとは、体を動かすのがよい

ということになる。

 

私の日常は、図らずもこれを実践しているかのように思う。

あるときは診察をする、あるときは原稿を書く、

そしてまたあるときは旅行に出かけ、書類を整理し……と、

時間に追われる毎日だが、

こんな生活が、健康維持に役立っているのだろう。

私は、ひとつのことに長時間集中しないように心がけている。

2時間ひとつのことをやったら、次は2時間別の仕事をする、

このほうが能率がいい。

自然の中でウォーキングをする女性の横顔

3 不幸を跳ね返すには、行動的になるのが一番

「こころの掃除」術

再びハンス・セリエの学説。

ふたつの違うストレスを、間を置かずに与えた場合、

その動物の抵抗力は高まる

が、同じストレスを、一定の期間を置いて与えられると、

2度目のストレスに対して過度に過敏になり、病気になりやすい

 

つまり、頭脳にストレスを与えた後は、肉体にストレスを与える

こうしていると抵抗力が高まり、健康になる

しかし、同じような精神的ダメージが続くと

人間は、抵抗力を失うのである。

 

たて続けに大切な人を失ったとき、人はなかなか立ち直れない。

立ち直ろう、という気力を失ってしまうのである。

アメリカの産業精神衛生部会は、

「肉親の死などを体験した社員には、

半年間以内に配置転換や転職を勧めることはやめたほうがいい」

という報告を出している。

あいつぐ精神的なストレスがひきがねになって、

うつ病ノイローゼが発症しやすいからだ。

 

必死に体を動かしていると、無心になってくる。

それが精神的なストレスをやわらげてくれる。

私は母の輝子についていろいろ書いているが、

苦しいとき、悲しいとき、大変なときにこそ母が行動的であったのは、

この学説にも当てはまっていたのだ。

不幸をはね返すには、行動的になるのが一番なのかもしれない。

4 オザビエルの願い

頭脳にストレスを与えた後は、肉体にストレスを与える

こうしていると抵抗力が高まり、健康になる

同じような精神的ダメージが続くと

人間は、抵抗力を失う

 

必死に体を動かしていると、無心になってくる。

それが精神的なストレスを和らげる。

不幸をはね返すには、行動的になるのが一番。

 

「すぐ動く習慣をつくり、あらゆる困難をはね返しましょう。

出典 『「こころの掃除」術』 斎藤 茂太(さいとう しげた) 発行所   新講社 画像はヤフー検索から

タイトルとURLをコピーしました