239 人事異動も考えれば怖くない?

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1 今日のパワーメンターと著書

今日は、オザビエル(私)が、

精神神経科・斎藤病院名誉院長

斎藤 茂太(さいとう しげた)さんの著書

「もう疲れた」と思ったときに読む本』から学んだ

人生を2倍、3倍楽しめる

パワーフレーズ」をお届けします。

2 年齢がいってからの配置転換ほどつらいものはない

じっぴコンパクト<br> 「もう疲れた」と思ったときに読む本―モタさん流「心のゆとり」のつくり方

会社に勤めていると、配置転換は悩みのタネのひとつであろう。

ことに、それまで営業のスペシャリストであった人が、

この配置転換によって、

いきなり畑違いの宣伝せんでん部に配転されるというようなケースでは、

そのショック度にも大きなものがあろう。

 

また、若いときなら畑違いの部署でも、

順応性があり仕事も早く覚えるだろうが、

ある程度年齢がいってからの配置転換ほどつらいものはない

ましてや自分より年下の人間からいろいろと説明を受けたり、

指示されたりする場合もあるので、ときにはくつじょく感も味わうことになる。

 

それだけではない。

入社以来、自分が蓄積してきたものはどうなるんだということになる。

しかし、組織に属している以上は、

この山にぶち当たる可能性が非常に高いだろう。

それは避けて通ることはできないものだ。

 

私の場合は医師であって、

医師から事務職に転換するということはまずあり得ないが、

会社員としては、新しい仕事は嫌いだと言うこともできず、

はなはだつらい思いをする。

 

また、転勤をことわるとすでにその段階からしゅっコースをはずされてしまう、

という話もよく耳にする。

いかなる山奥でも、発展途上国でも、にんしなければならないのだ。

いくら自分では苦手だと思っていても、

それが業務命令である以上は、引き受けざるを得ないわけだ。

3 ときには振り出しに戻ったつもりで、出直してみる

じっぴコンパクト<br> 「もう疲れた」と思ったときに読む本―モタさん流「心のゆとり」のつくり方

配置転換や転勤などの不満から、

うつ病などに陥ってしまう人は少なくない。

 

彼らの共通点は、新しい仕事や環境になかなかなじめないということと、

非常にまじめで、仕事一筋ひとすじで頑張ってきて融通ゆうづうの利かないという点だ。

 

確かに年齢が上になって、

それまで長年やってきた仕事とは180度異なった仕事にかわれば、

誰しもまとうだろう。

ましてや、今の新しいOA機器がどんどん導入されている世の中であるから

そういう傾向は大きくなる一方である。

 

それまで自分がプロだと自認していた知識が、機械に換えられることで、

まったく役に立たなくなると考える。

さらにそのわけのわからない機械の操作を覚えなければならない。

最初からやり直し、一から出直しだと自分を卑下ひげする。

 

しかし、配置転換もまた、気持ちだいだ。

新たな出会いがあるかもしれないし、

自分の中の意外な才能に気づくチャンスになるかもしれない

また、時間的なゆとりができたなら、何か新しい趣味を始めてみるのもいい。

 

人生を2倍、3倍楽しめるとばかりに、

ときには振り出しに戻ったつもりで、出直してみるのも

ひとつのやり方ではないだろうか。

4 オザビエルの願い

配置転換もまた、

新たな出会いがあるかもしれないし、

自分の中の意外な才能に気づくチャンスになるかもしれない

 

生きてるだけで大もうけ

どうか、仕事や大好きなことをずっと楽しんでください。

出典 『「もう疲れた」と思ったときに読む本』 斎藤 茂太(さいとう しげた) 発行所   実業之日本社 画像はヤフー検索から

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