目次
1 今日のパワーメンターと著書
今日は、オザビエル(私)が、
明治大学文学部教授
齋藤 孝(さいとう たかし)さんの著書
『本当に頭がいい人の メンタル習慣100 』から学んだ
100人のSPに守られているのと同じ
「パワーフレーズ」をお届けします。
2 100点をとる必要はないと考える
90点から10点アップして、100点満点にすることはとても難しいですが、40点から20点アップして60点にすることは、
満点をとることに比べて簡単でしょう。
多くの試験で求められる及第点は、60点くらいです。
つまり、とりあえず60点で合格なのです。
この60点でよしとする「60点主義」を採用し、
「6割あれば、それでいいのだ」と感じることができると、
幸福感を得やすくなります。
例えば100点満点の食事を目指して中華料理店に入ったとすると、
出された料理に対して、
「もう少し味が濃いほうが……」などと減点していくことになります。
そんな食べ方では、結果80点の料理だとしても、
あまりおいしかったとは感じられません。
一方で、60点主義だとどうでしょうか。
私は餃子が好きで、餃子という時点ですでに60点です。
60点をクリアできていれば、その先はもう考えません。
「おいしいな」とだけ思いながら食べればいい。
わざわざ加点していく必要はありません。
これで、いつでもおいしく食事ができます。
3 60点を目指していると経験値が増えていく
60点だと足りないと感じる人もいるかもしれませんが、
何事も60点とれていれば十分です。
60点主義だと、仕事においては、まず量をこなせるようになります。
65点、70点を目指さずに次に進むことで、
量をこなすようになると、経験値が増えてきます。
ひとつの仕事を完璧に仕上げていこうとするエネルギーを、
ほかの仕事へ広げていくことができるのです。
ミスが許されない細かな単純作業では、完璧を目指しますが、
そうでない作業では、60点を目指します。
例えば文章を書くときに、
もっといい表現があるのでは、などと考え出すとキリがありません。
100点満点を目指すと、
「不足しているものしかつくれなかった自分」にガッカリしてしまい、
手が止まってしまうこともあるでしょう。
とりあえず60点を目指して後から軌道修正していくと、
気持ちよく進めることができます。
4 オザビエルの願い
齋藤 孝さんと同じように、精神科医・随筆家の斎藤 茂太さんは、
『いい言葉は、いい人生をつくる』の中で、
人生60パーセント主義は、高度馴化をしながら、しだいに自分をレベルアップしていく高等テクニックだといえないだろうか。少しずつ登っていけば、常に自分の現状に満足感を感じながら、徐々に高みに到達できるはずだと思う。
と、述べられていきす。
“くよくよ”“イライラ”して生活するよりも、満足感や充実感を感じて生活できたほうがいいのではないでしょうか。
とも、締めくくられています。
進歩の喜びや幸せを力に、
次の目標に向けて前進できることを願っています。
出典 『本当に頭がいい人の メンタル習慣100』 齋藤 孝(さいとう たかし) 発行所 宝島社 画像はヤフー検索から