目次
1 今日のパワーメンターと著書
今日は、オザビエル(私)が、
明治大学文学部教授
齋藤 孝(さいとう たかし)さんの著書
『本当に頭がいい人の メンタル習慣100 』から学んだ
100人のSPに守られているのと同じ
「パワーフレーズ」をお届けします。
2 大変な人は新たな価値観を与えてくれる
ほかの人に比べたら自分のほうがマシという言い方は、
一見ずるいような、品がないような感じがするかもしれません。
しかしながら、苦しい状況の人たちを見たら、
自分の悩みは、ちっぽけに思えたりするものです。
誰しも、本当につらいと感じることがあるでしょう。
そのようなときは、切迫した状態の人に思いを馳せます。
例えば、戦争中の人々です。
侵略を受け、命を失う人々が市民でもたくさんいます。
かなり理不尽な目に遭っている、
そうした状況でも祖国を守ろうとする人たち、
このように追い込まれて悲惨な状況でも戦っていると思うと、
自分の抱えている問題はちっぽけなものに思えます。
一方で、「明日は我が身」ということも考えます。
自分は安泰だと思っているが、
必ずしもそうでないと思うと身が引き締まる、ということもあるのです。
ただし、単にマウントをとって(周囲に自分が優位であることを示す)、
悦に入るだけでは、次の一歩は踏み出せません。
新たな価値観を得る機会にしたいところです。
3 困難を乗り越えた人は前を向く起爆剤になる
自分のことで手一杯になってしまうことは、ストレスの元になります。
むしろ視野を広げてみて、大変な人がたくさんいるとわかれば、
「ああ、自分なんか、まだラッキーなほうだな」と思えますし、
「自分はいかにぼーっとしていたか」と自らを省みたりする
きっかけになるでしょう。
困難を乗り越えた人の本を読むと効果があると思います。
ヘレン・ケラーの『わたしの生涯』という本があります。
聴力、視力がなく言葉を話せないヘレン・ケラーは、
徹底的に勉強していくことで、
英語のほかに、フランス語やラテン語など
母国語以外の言語も習得したのです。
そうした人の本を読んで見ると、
「自分はこんな楽な状況で何をしているのか」
という気持ちが湧き上がってくるでしょう。
4 オザビエルの願い
オザビエル(私)も、今年のパラリンピックを観て、
様々な障がいのあるアスリートたちが、
困難なことがあってもあきらめずに、限界に挑む姿に、
感動しました。
障がいのあるアスリートたちが、マイナスの感情に向き合い、
乗り越えようとする精神力も素晴らしいですし、
選手と共に走る伴走者や、後ろで支えるコーチの姿にも、
涙しました。
「自分はこんな楽な状況で、何をしているのか」と奮起して、
さらに勉強や仕事に、積極的に取り組んでください。
出典 『本当に頭がいい人の メンタル習慣100』 齋藤 孝(さいとう たかし) 発行所 宝島社 画像はヤフー検索から