目次
1 今日のパワーメンターと著書
今日は、オザビエル(私)が、
明治大学文学部教授
齋藤 孝(さいとう たかし)さんの著書
『本当に頭がいい人の メンタル習慣100 』から学んだ
100人のSPに守られているのと同じ
「パワーフレーズ」をお届けします。
2 悩みは細分化して考える
心に湧いたネガティブな感情は「まとまりにしておかない」ことが大切です。
多くの人は「Aが嫌、Bも嫌」という状況に加えて「Cすらも嫌だ」と、
3つの嫌なことが重なると、何もかも嫌だと感じます。
抱えているストレスがひとつ2つであれば適切に対処できたり、
何とか耐えられたりします。
3つ目になるとまさに泣きっ面に蜂状態。
最後の一押しで、何もかもが嫌になって、
場合によっては「消えてしまいたい」と感じるかもしれません。
しかし、多くのストレスは細分化することで解消できるのです。
私は教職に就いているので、若い人の悩みを聞くことが多々あります。
例えば、「世の中が全部嫌」という学生がいたならば、
「なかでも本当に嫌なのは何かな?」と尋ねます。
どの部分が嫌なのか紙に書き出しながら、
細かく分けて考えようと提案するのです。
「お金の悩みは嫌だよね、お金に関する状況は実際どうなの?」
といった具合です。
次に、
「家族のことはどう?」と聞きます。
このとき大切なのは、一つひとつ分けて考えることです。
別なものを一緒にしてしまうとすべて嫌になってしまうため、
それぞれ整理する必要があります。
そして、
「今できることは何がある? まずそれをやってから次を考えよう」
と話します。
悩みを細分化したうえで、今できる対策をするのです。
やるべきことが「具体的である」ということが、かなり心を楽にするでしょう。
3 嫌な事実と対峙する
「会社が嫌で辞めたい」という人がいたとします。
この感情もさらに細分化するべきです。
なぜなら「会社が嫌」という感情は全体的な感情に過ぎず、
人間関係、給料、仕事内容などに対する
具体的な「嫌」が覆われて見えなくなってしまっているからです。
会社が嫌といっても、その会社というものは、
法的に存在しても、実在はしません。
「会社がバカだ」という人がいますが、
バカなのは1人の上司だったりします。
ネガティブな感情をもつと、「すべてが嫌」に変換されがちで、
対策が立てられません。
4 オザビエルの願い
オザビエル(私)は、毎日楽で、楽しい生活を送ることを
心がけていますが、今日の学びは、
- 心に湧いたネガティブな感情は「まとまりにしておかない」こと。
- どの部分が嫌なのか紙に書き出しながら、細かく分けて考える。
- そして、今できる対策をする、今できることをやる。
少しでも、心を楽にして、勉強や仕事に積極的に取り組んでください。
出典 『本当に頭がいい人の メンタル習慣100』 齋藤 孝(さいとう たかし) 発行所 宝島社 画像はヤフー検索から